目次
みなさん、社会の勉強は順調に進んでいますか?
「社会は覚えることがたくさんあって後回しにしてしまう」
「定期テストの前に一夜漬けしてしまう」
「一回覚えてもすぐ忘れてしまう!」
「社会の効率のいい勉強法がわからない」
という悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では普段の勉強法から、定期テスト対策、高校受験まで意識した社会の効率の良い勉強法をご紹介します!
特に暗記対策では東大首席のオススメ勉強法も紹介しているので社会の勉強の際に参考にしてみてください!
ライター情報
R.K
東京大学の文科三類に在籍中です。地方から浪人を経て入学しました。現在、農学部への進学を目指しています。勉強に関する様々な情報をお伝えしていきます!
中学生の社会の分野は「地理」「歴史」「公民」の3分野に分かれています。社会は5教科の中で暗記が最も重要視される教科といっても過言ではありません!
しかし、暗記量が多いということは、覚えれば覚えるほど点数が伸びます。
つまり、社会はしっかり勉強法をマスターすれば一番成績アップがしやすい科目ということになります!
ただし社会は暗記さえすれば良いというわけではありません。
暗記した内容をもとに思考、判断をする必要があります。
実際近年の高校入試では思考力・判断力を問う問題が多く出題されており、中には記述式の問題もあります。
暗記はそうした問題全ての基礎となる部分なので、これから紹介する学習のコツや暗記方法を参考にしてしっかりと覚えていきましょう!
社会科を学ぶ目的は、単に事実や情報を覚えるだけではありません。それらの情報を基に、自分自身の意見や考えを持ち、それを他者と共有する能力、批判的思考力を養うことが大切です。
社会の中での自分の位置づけや、社会全体の動きを理解するための視点を持つことが、社会科の学びの中心になります。
社会科の学びは、情報の収集や事実の確認だけでは終わりません。それらの情報をもとに、自分の考えや意見を形成し、それを他者と共有することが重要です。このプロセスを通じて、批判的思考力や問題解決の能力が養われます。
社会には様々な問題が存在します。これらの問題に対して、深い理解と洞察力を持つことで、より良い社会を築くための提案や行動を起こすことができます。社会の問題を多角的に捉え、それに対する解決策を考える能力は、今後の社会人としての活躍にも繋がります。
社会科の勉強を効果的に進めるためには、まずは基本的な勉強法を知ることが重要です。以下に、社会科の勉強を進める上での基本的なアプローチを紹介します。
教科書は、社会科の基本的な知識を網羅しています。まずは教科書をしっかりと理解することから始めましょう。教科書に書かれている内容を基に、さらに深く学ぶための参考書や資料を活用することで、より幅広い知識を身につけることができます。
社会科には多くの専門用語が存在します。これらの用語を正しく理解し、暗記することで、情報を正確に捉える力が養われます。用語のカードを作成して、日常的に見返すことで、用語の理解を深めることができます。暗記対策法についてはこの先で詳しく解説しているので、そこで確認しましょう!
社会科の学びは、教科書だけでなく、日常で目にするニュースや出来事と照らし合わせることで、より深く理解することができます。テレビや新聞、インターネットのニュースを活用して、学んだ知識と現実の出来事を関連づけることで、社会科の勉強がより実践的になります。
社会の基本的な勉強方法は押さえられたでしょうか?
ここからは社会で非常に重要な暗記について、その詳しい対策法を解説していきます。
一つ目は、暗記は日々の授業から!ということです。
授業中はあまり集中できていなくて、結局、テスト前になって習った分野をはじめから覚え直すなんてことをしている人はいませんか?
社会などの暗記科目は普段の授業を受けながら同時に暗記をしていくということが非常に重要です。
具体的には、授業をノートにメモする際、覚えるべき単語をオレンジペンで書きましょう。そして寝る前やテスト前に赤シートで隠せるようにします。
暗記ノートを作る時間が短縮できるので勉強の効率を上げることができます!
二つ目は、早めからどんどん勉強することが大事!ということです。
東大首席は定期試験の2カ月も前からずっと勉強していたそうです!
勉強を早めに始めることで、問題集を2周3周と繰り返すこともできます!
また、社会の教科書を読んだり書いたりして暗記するのが苦手だという人は、教科書準拠のワークや問題集を利用してみるのもオススメです。
ワーク型で実践に近い形でどんどん覚えていきましょう。
東大首席の暗記方法を確認できたところで、次は社会の三分野、「歴史」「地理」「公民」それぞれの勉強法を確認していきましょう。
自分の社会のテストの結果や勉強の感触から「自分の得意分野、苦手分野」を分析できると、効率よく時間配分して成績アップにつなげることができます!
中学生社会は3つの分野に分かれていますが、その中で最も暗記する量が多いのが歴史です。ですから、ただやみくもに暗記することは効果的な勉強法とは言えません。
重要なことは、「ストーリー」を意識することです!
教科書には膨大な数の人物や出来事が出てくるので、一つ一つを別々に暗記していてはきりがありません。
そこで、複数の人物や出来事の関係や流れを関連付けて理解しておくことでコスパよく勉強することができます!
実際にノートにまとめて整理するときに気を付けることがあります。
それは、時代ごとの「メインイベント」や「主役」を押さえておき、これらに関連させるようにして他の細かな重要語句を覚えていくことです!
さらに、流れや因果関係をおさえてノートにまとめておけば、記述問題にも簡単に対応することができます!
地理も暗記問題が多そうな分野ですが、それ以上に特徴的なのが地図やグラフ等の資料を読み取る問題が多いということです。実際、近年の高校受験の問題でも資料の読み取りを必要とする出題が増えています。
歴史ほど暗記量が多くない分、地理を攻略するためには「資料」の読み取りに関する問題に慣れておく必要があります!有効な方法は、教科書や資料集にグラフや表を自分なりに考察することです!
例えば、アフリカの砂漠地域でみられる降水量のグラフを見たとき、皆さんは何を考えますか?
ただ「雨が少ない」という理解で終わるのではなく、「どうして雨が少ないのか」「どんな植物を栽培しているのか」「人々はどうやって飲料水を確保しているのか」などいろいろ疑問を膨らませてみましょう!
他にも、YouTube の解説動画や実際の写真を見たり、地球儀を触ったりして視覚的にもイメージしてみると良いでしょう!
公民では現代社会におけるルールや政治の仕組み、憲法について学ぶ分野です。
社会の3つの分野の中で、歴史や地理に比べると「なかなか興味を持ちにくい」と感じる人も多いかもしれません。
そんな公民の学習で大事なことは、教科書や資料集だけでなく、日々のニュースをチェックすることです!
日々のニュースでは、国会での出来事、選挙に関すること、地方自治の問題など、公民の教科書でも扱われていることが日々報道されています。社会の授業や教科書で得た知識と関連させながらニュースを見ることで、より深い理解にもつながるでしょう!
また、公民の定期テストや高校受験の問題では時事問題も出題されることがあります。日々のニュースに関心を持っておくことが時事問題対策にもつながるでしょう!
これまで、歴史・地理・公民それぞれ勉強する際のポイントを説明してきました。
ここからはそのポイントを踏まえた上で、具体的にどのように暗記をしていけば良いのか東大生オススメの6つの方法を紹介していきます。
社会の暗記が捗る、自分に合った方法を見つける参考にきっとなるはずです!
最も効率よく暗記を行う方法は教科書を音読することです。
教科書の文章は簡潔でとても内容を理解しやすいです。このわかりやすい文章を声に出して読むことによって、視覚だけではなく聴覚も同時に働かせられるので記憶に定着しやすくなります。
音読する際の注意点として、「覚えないといけない」と考えてゆっくりと読むのはやめましょう。日常会話でイメージしてもらえればわかりやすいと思いますが、必要以上にゆっくり話をされるとかえって内容を把握しづらいことがありますよね。
自分が話をする速さで音読をすると内容が頭に入ってきやすいのでオススメです。
その日の授業で学習した内容について、ノートや教科書を見ずに友達などに話して聞かせてみることがオススメです。
何も見なくてもスラスラと話せる部分はしっかりと頭に入っている一方、言葉に詰まる部分は要復習なことがわかります。
覚えられている箇所とそうでない箇所を明確にできるだけでなく、人に伝わるように話すことで情報が整理され不思議なほど暗記につながります。
暗記をするときには長い時間を割くことよりも、覚えたい情報に何度も触れることを強く意識してみてください。
例えば、重要語の意味を覚えるときにじっくりと10分かけて覚えようとするよりも、1分でサッと目を通してバラバラなタイミングで10回その情報に触れる方が暗記しやすいということです。
この方法は忘却を防ぎ記憶定着を助けるという点とともに、毎回の暗記に取り組むハードルが下がり、作業に取っ掛かりやすくなるという点でもオススメです!
いきなり教科書を読むと
「知らない用語がたくさん出てくるし、何が書いてあるのかわからなくなってくる」
と感じることはありませんか。そんな時は、先に学校の図書館などに置いてある歴史漫画を読んで、大まかなストーリーを押さえるのがオススメです!
漫画を読む際には「暗記をしよう」という意識ではなく、楽しんで読んでみてください。
一度イラストを目にすることによって教科書の文字情報に対して情景描写が浮かびやすくなるので、内容理解がしやすくなり暗記も捗ります。
特徴的な地形や気候を覚えるには、実際に描いてみることがとても有効です。
世界地図や日本地図を描いたら、そこに目ぼしい山脈や河川を名称とともに描き加えましょう。季節風などに関する情報と一緒に雨温図も添えると、どうしてそのような気候になるのかが一目瞭然になります。
例えば、インド北東部では夏季に著しい降水量が見られます。
手描きの地図でヒマラヤ山脈に海から湿った季節風が吹きつけていることを明記していると、この風が山脈にぶつかることで大量の雨が降っている、というように気象現象の仕組みを理解できますよね。
このように手描きの地図に様々な情報を加えることによって、地形や気象現象の名称、雨温図の特徴などを体系的に覚えることができます。
資料集は教科書の補佐的な存在として暗記に際して軽視していませんか。資料集にはふんだんに写真やイラストが使われているのでじっくり見てみると意外と楽しいものです。
またそれら写真やイラストについての必要最低限の説明が簡潔になされていることが多いので、資料集に書かれている文字を読むと、知るべきことを端的に知ることができます。
文字としての情報量は少なくイメージと結びつけやすいので、暗記量は少なくて済みます。
たくさんの文字を読むのが苦手という人にオススメです!
今回は中学生社会の勉強法を紹介してきました。
中学生社会は暗記することが多い一方で、その勉強法を工夫することで効率よく覚えることができるので得点アップが期待しやすいです!
今回の「東大式」社会の勉強法をマスターして実践することで、社会を得意科目にして学年1位を目指してみてください!
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また今回の記事の執筆者は、スタディコーチ(studycoach)でコーチも実際に務めています!
スタディコーチ(studycoach)は現役東大生・早慶生のみが質の高い授業を行っており、高い指導実績と満足度を誇るオンライン個別指導塾です!
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