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こんにちは!
スタディコーチ新宿校のカガミです!
日本史は、多くの文系学生にとって重要な科目です。国公立・私立問わず、大学入試で必要とされることが多い日本史の勉強法について、幅広い受験生に役立つ効果的な方法を紹介します!
特に、東大合格を目指す学生たちは、多くの科目を学習しなければならず、日本史は軽視されがちですが重要な科目の一つです。
私は、某予備校の東大模試で日本史全国一位をとったことがあり、入試本番では54点(60点中)でした。
そんな日本史が得意な現役東大生の私が効果的な日本史の勉強法とテクニックを紹介します!
これらの勉強法を実践することで、日本史の理解が深まり、より高い点数を取得することができるでしょう。
この記事を監修した人
カガミ
東京大学文学部2年生です。一浪して入学しました。現在はスタディコーチ新宿校で勤務しています。自分の受験経験を活かし、みなさんのお役に立てればと思います!
日本史学習ってそもそも役に立つのか?と言う疑問があるかもしれません。
日本史を学ぶことは、単に受験科目としてだけでなく、現代社会の理解を深めるためにも役立ちます。
日本の歴史を知ることで、政治、文化、経済などの背景が理解しやすくなり、論理的な思考力や分析力を養うことができます。特に受験においては、多くの大学で日本史が選択科目となっており、他の科目と組み合わせることで強みを発揮できる科目でもあります
大学入試の日本史の特徴には以下の3点が挙げられます。
1、論述型
国公立大学の入試では論述型の問題が多く出題されます。この形式では、与えられたテーマについて自分の考えを述べる力が求められます。受験生は歴史的な事実やその背景を理解し、論理的に説明する能力が必要とされます。特に、歴史的な事象の因果関係や時代背景を深く理解し、それを自分の言葉で表現できることが重要です。
2、語句記述/選択型・時代整序型・正誤判定型
私立大学や共通テストでは、語句記述や選択型、時代整序型、正誤判定型の問題が多く見られます。語句記述型では、特定の用語や人物名、出来事を正確に記述することが求められます。選択型は複数の選択肢から正しい答えを選ぶ形式であり、時代整序型では出来事の順番を正しく並べる問題が出題されます。正誤判定型では、与えられた文章や文節が正しいかどうかを判断する能力が求められます。
3、資料型
資料型の問題は東大や共通テストで多く出題されます。この形式では、与えられた資料(文書、絵画、地図など)を基にして問題が出題されます。受験生は資料を読み解き、その内容を理解した上で質問に答える能力が求められます。資料型問題では、資料の背景や意図を把握し、そこから得られる情報を正確に解釈することが重要です。
東大入試では世界史・日本史・地理の中から2科目を選択することが求められます。
特に日本史では、与えられた資料を読み解いて事実を正確に把握し、それを論理的に組み立てて論じる能力が必要とされます。
つまり、一問一答で培ったような浅い知識では太刀打ちできません。
多様な視点から歴史を捉え、自らの意見を形成し、表現することが重要です。
東大合格者は、広範な知識の習得と高い分析力、論理的思考能力を持っています。具体的には、歴史的事実とその背景を理解し、与えられた資料と結びつけて、求められた問いに論理的に答える能力です。
日本史の学習において、まず重要なのが基礎知識の確立です。教科書や基本的な参考書を使い、重要な出来事や人物、年代を覚えることから始めましょう。基礎知識がしっかりと身についていることで、より深い理解へと進むことができます。また、基礎知識を元に、さまざまな事実や出来事を関連付け、分析することが可能となります。
日本史の勉強を始めるにあたって、まずは教科書を中心に基礎知識を固めることが大切です。
教科書は全体の流れを把握するのに最適であり、基本的な事項を網羅しています。
次に、参考書を選ぶ際には、自分の理解度や学習スタイルに合ったものを選ぶことが重要です。
網羅的な内容の参考書、要点が整理されているもの、図解が豊富なものなど、複数のタイプを比較し、最も自分に合ったものを選びましょう。
特におすすめできるのが山川の「詳説日本史」です!学校で配られたという人も多いのではないでしょうか?
私は、この詳説日本史を何周も読み込んで基礎知識を蓄えていました!(注や補足も全部読みましょう!)
ただの暗記に頼らず、多角的なアプローチで日本史を学ぶことが効果的です。
インターネット上には、日本史の学習に役立つ多くのリソースが存在します。オンライン講座やウェブサイト、動画コンテンツを活用できます。
私がよく利用していたのは、日本史の「赤本」の著者が作成している「東大日本史/解法の研究」というウェブサイトです!
こちらは東大の過去問の解説・答案例が無料で公開されており非常に有益です。
最初のうちは答案の書き方がわからないと思うので、徹底的にマネしましょう!
基礎知識の定着には、毎日の学習が不可欠です。短時間でも毎日コツコツと取り組むことで、知識が確実に身につきます。
特に重要なのは、復習のタイミングです。学習した内容は、一度覚えただけでは忘れやすいため、1日後、1週間後、1か月後といったタイミングで復習を行うと効果的です。
また、ノートを活用して要点をまとめたり、自分なりに図解したりすることで、理解を深めることができます。
日本史の学習において、問題演習と模試の活用は非常に重要です。これにより、学習した知識の定着と、実際の試験における対策ができます。
過去問は、受験対策において非常に重要な教材です。
過去問を解くことで、出題傾向や問題の形式に慣れることができます。
また、実際の試験と同じ形式で解くことで、時間配分の感覚を身につけることも可能です。
過去問を解いた後は、必ず自己採点を行い、間違えた箇所をしっかりと復習しましょう。
このプロセスを繰り返すことで、実力が徐々に向上します。
私は、東大日本史を受験する学生の問題演習は過去問だけでよいと考えています。
その理由としては、東大の問題形式が特殊なので他の問題演習をしても大して練習にならないこと、そもそも過去問以外に手を出す時間はないだろうということです。
夏あたりから過去問をどんどん解いていきましょう!
模試は、受験本番に向けた実力を試す良い機会です。
模試を受けることで、現在の実力を把握し、今後の勉強の計画を立てる材料とすることができます。
また、模試の結果を基に、どの分野に重点を置いて学習すべきかを判断し、効率的な学習が可能になります。
模試後の復習も重要で、間違えた問題を分析し、同じミスを繰り返さないようにすることがポイントです。
私は模試で全国一位をとったことがあると言いましたが、模試によっては偏差値が50を割ることもありました。全国一位をとったのは浪人期の秋の模試で一番最後に受けたものです。繰り返し受けることで形式に慣れていくので心配しないでください。
現役の東大生からのアドバイスは、東大合格を目指す学生にとって貴重です。
私も受験生時代は日本史の勉強法の正解がわからず戸惑いました。
実際に合格した人の勉強法を参考にするのが手っ取り早いでしょう。(このブログが皆さんの勉強法の道標になれば嬉しいです!)
今まで述べてきたことのまとめになります。
・「詳説日本史」で基礎知識を確認する
・過去問の演習をする(その際、赤本や「東大日本史/解法の研究」の答案をマネする)
・定期的な問題演習と模試の活用で知識を定着させる
東大入試は科目数が多いので、日本史の勉強に割ける時間は多くないです。合格者は時間の管理がしっかりできている人が多いという印象です。他科目との時間配分をしっかり計画することが重要です!
本記事では、東大合格を目指す学生のための効果的な日本史の勉強法とテクニックについて詳細に解説しました。以下は、本記事の主要なポイントです。
忙しい中、この記事を読んでくださってありがとうございます!
本記事が、東大合格を目指す皆さんの一助となり、効果的な日本史学習に役立つことを心から願っています!
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今回の記事の執筆者は、スタディコーチ(studycoach)でコーチも実際に務めています!
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