受験する学部を選ぶときに大切なこと：学部名の印象に惑わされない

スタディコーチ岐阜校のひろぽんです。

受験生にとって、志望学部を選ぶことは人生の大きな分岐点です。「学部名から受けるイメージ」で決めてしまう人も少なくありません。しかし、重要なのは名前ではなく、その学部で何を学べるのか、そして自分は何を学びたいのかを明確にすることです。

岐阜県が舞台のドラマ『赤カブ検事奮戦記』では、主人公の柊茂が特任検事として検察官になる経歴が描かれています。彼のように特殊なルートで検事になることもありますが、司法試験を突破して法学部から進むのが王道です。ドラマは面白いですが、受験生の進路選びの参考には、やはり正攻法を意識することが大切です。

法学部選びのポイント

法学部進学を考える場合、司法試験合格者数だけで大学を選ぶのはおすすめできません。以下の点を重視することで、自分に合った学びの場を見つけることができます。

• 学びたい分野の専門性
  法学部には、憲法・民法・刑法などの基礎分野だけでなく、国際法、商法、経済法など多様な専門分野があります。自分が関心を持つ分野に強いゼミや講義があるかを確認しましょう。
• 自分の学びたいこととの整合性
  法学部で学ぶことは、司法試験合格だけにとどまりません。社会で活かせる知識やスキルを習得する場でもあります。自分の将来の目標と大学の特色が一致しているかを検討することが大切です。
• 大学の学習環境とサポート体制
  司法試験対策が整った大学では、法科大学院や資格試験対策講座が充実しています。法科大学院進学を視野に入れる場合は、学習環境やサポート体制もチェックしましょう。
• 卒業生の進路
  卒業生がどのような分野で活躍しているかを見ることで、将来の選択肢を広げることができます。司法試験以外のキャリアも念頭に置いておくと安心です。

司法試験合格者数を評価する際の注意点

• 合格者数だけでなく合格率も確認する
• 予備試験合格者の数も参考にする

司法試験の実績は大切ですが、それだけが大学選びの決め手ではありません。自分の目標を明確にしたうえで、多角的に情報を集めることが重要です。

まとめ

大学名や学部名の印象だけで進路を決めるのは危険です。
一口に法学部と言っても、その先の進路は人それぞれです。他の学部も同じです。重要なのは、学部で何を学べるのか、そして自分は何を学びたいのかを明確にすること。
これがはっきりすれば、受験勉強にも自然と力が入り、大学生活も充実したものになるでしょう。