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こんにちは、東京大学理科2類の小川です。
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こんにちは、東京大学理科2類の小川です。
皆さんは大学受験(教育)の「地域間格差」についてご存知ですか?
実際に東大に通ってみると、東大生の出身校にもその影響が感じられるのが事実です。
東大には、毎年多数の合格者を出す「進学校」出身の人もいれば、誰も知らないような地方の田舎から独学で合格する天才タイプの東大生もいます。
「進学校」の最大派閥は東京や関西の一部に偏っていることが多く、入学してからも出身校のつながりが強い学生は何かと情報を得やすかったりするイメージがあります。
大学受験(教育)の「地域間格差」は社会問題としても注目されている課題であり、実はスタディコーチ(studycoach)が解決を目指すテーマでもあるので、今回はそんな「東大生の出身地」について東大生の目線から解説していきます!!
さて、次は実際にどの高校からどれくらいの人数が東大に合格しているのか、数字で追っていきましょう!
(*全ての高校を掲載すると長くなってしまうため、今回は合格者数順に上位30校までの掲載としています)
順位 | 高校名 | 都道府県 | 種別 | 合格人数_合格数(現役合格数) | |||||||
合計 | 文Ⅰ | 文Ⅱ | 文Ⅲ | 理Ⅰ | 理Ⅱ | 理Ⅲ | 推薦 | ||||
1 | 開成高等学校 | 東京都 | 男子校 | 193(137) | 31(24) | 22(15) | 24(14) | 89(68) | 20(9) | 6(6) | 1(1) |
2 | 筑波大学附属 駒場高等学校 |
東京都 | 男子校 | 96(65) | 12(8) | 10(6) | 2(-) | 54(40) | 9(4) | 6(4) | 3(3) |
3 | 灘高等学校 | 兵庫県 | 男子校 | 92(62) | 15(10) | 2(2) | 9(5) | 43(33) | 11(2) | 10(8) | 2(2) |
4 | 聖光学院高等学校 | 神奈川県 | 男子校 | 91(77) | 16(15) | 20(18) | 6(6) | 36(30) | 11(6) | -(-) | 2(2) |
5 | 西大和学園高等学校 | 奈良県 | 共学 | 79(61) | 13(10) | 16(13) | 9(5) | 24(20) | 15(11) | 1(1) | 1(1) |
6 | 桜蔭高等学校 | 東京都 | 女子校 | 77(69) | 10(7) | 6(6) | 10(9) | 20(19) | 18(16) | 13(12) | -(-) |
7 | 渋谷教育学園 幕張高等学校 |
千葉県 | 共学 | 74(54) | 11(9) | 10(7) | 14(10) | 24(17) | 12(8) | 2(2) | 1(1) |
8 | 東京都立 日比谷高等学校 |
東京都 | 共学 | 65(53) | 8(8) | 8(7) | 14(12) | 18(14) | 14(9) | 1(1) | 2(2) |
9 | 麻布高等学校 | 東京都 | 男子校 | 64(39) | 13(7) | 2(1) | 13(7) | 23(18) | 10(4) | 2(1) | 1(1) |
10 | 駒場東邦高等学校 | 東京都 | 男子校 | 60(39) | 11(11) | 4(4) | 7(2) | 25(15) | 10(5) | 3(2) | -(-) |
11 | 栄光学園高等学校 | 神奈川県 | 男子校 | 58(35) | 10(9) | 7(3) | 6(2) | 21(13) | 10(4) | 3(3) | 1(1) |
12 | 海城高等学校 | 東京都 | 男子校 | 57(46) | 8(8) | 6(5) | 4(3) | 29(22) | 7(6) | 1(-) | 2(2) |
13 | 神奈川県立 横浜翠嵐高等学校 |
神奈川県 | 共学 | 52(44) | 5(4) | 7(7) | 5(4) | 19(16) | 14(12) | 2(1) | -(-) |
14 | 久留米大学 附設高等学校 |
福岡県 | 共学 | 43(34) | 6(6) | 10(8) | 8(6) | 10(8) | 4(2) | 4(3) | 1(1) |
15 | 筑波大学 附属高等学校 |
東京都 | 共学 | 42(28) | 8(6) | 1(1) | 5(3) | 16(10) | 7(4) | 3(2) | 2(2) |
16 | 渋谷教育学園 渋谷高等学校 |
東京都 | 共学 | 38(32) | 6(6) | 11(8) | 6(4) | 9(9) | 3(2) | -(-) | 3(3) |
17 | ラ・サール高等学校 | 鹿児島県 | 男子校 | 37(25) | 6(6) | 5(4) | 5(2) | 13(9) | 5(2) | 3(2) | -(-) |
18 | 浅野高等学校 | 神奈川県 | 男子校 | 36(28) | 5(4) | 6(4) | 4(4) | 15(13) | 4(1) | 2(2) | -(-) |
19 | 愛知県立旭丘高等学校 | 愛知県 | 共学 | 31(17) | 6(2) | 7(6) | 3(2) | 9(4) | 5(2) | 1(1) | -(-) |
20 | 女子学院高等学校 | 東京都 | 女子校 | 31(28) | 7(7) | 2(1) | 8(7) | 5(4) | 8(8) | -(-) | 1(1) |
21 | 早稲田高等学校 | 東京都 | 男子校 | 29(24) | 6(4) | 3(3) | 1(1) | 14(12) | 5(4) | -(-) | -(-) |
22 | 埼玉県立 浦和高等学校 |
埼玉県 | 男子校 | 27(17) | 2(1) | 7(4) | 3(3) | 12(7) | 3(2) | -(-) | -(-) |
22 | 東京学芸大学 附属高等学校 |
東京都 | 共学 | 27(13) | 4(2) | 4(-) | 5(4) | 8(5) | 5(1) | 1(1) | -(-) |
22 | 東京都立西高等学校 | 東京都 | 共学 | 27(16) | 1(1) | 2(1) | 7(3) | 11(7) | 6(4) | -(-) | -(-) |
25 | 市川高等学校 | 千葉県 | 共学 | 23(18) | 3(3) | 4(4) | 2(1) | 8(5) | 4(3) | -(-) | 2(2) |
26 | 洗足学園高等学校 | 神奈川県 | 女子校 | 20(18) | -(-) | 2(2) | 10(9) | 3(3) | 4(3) | -(-) | 1(1) |
26 | 東京都立小石川 中等教育学校 |
東京都 | 共学 | 20(19) | 4(4) | 2(2) | 2(2) | 11(10) | 1(1) | -(-) | -(-) |
26 | 愛知県立岡崎高等学校 | 愛知県 | 共学 | 20(17) | 2(2) | 4(4) | 1(1) | 11(8) | 2(2) | -(-) | -(-) |
29 | 広島学院高等学校 | 広島県 | 男子校 | 19(12) | 3(2) | 1(1) | -(-) | 9(4) | 4(3) | 2(2) | -(-) |
29 | 東京都立国立高等学校 | 東京都 | 共学 | 19(11) | -(-) | 1(1) | 8(4) | 9(6) | 1(-) | -(-) | -(-) |
改めて分析すると、
といった事情が見えてきますね。
もちろん今回は30位まで限定の公開ですので、まだまだ東大合格者を多く輩出している学校はあります!
皆さんの所属高校や志望校はどれくらい東大生を排出しているか、順位の目安にしてもらえればと思います。
実は東大の学生の構成というのは公式のパンフレットに載っていて、どこの地域出身の人が何人いるのかなどを公開しています。
それによるとなんと、60%近くもの人が関東出身で、3人に1人が東京出身の人なのです。
関東に対して関西出身は、およそ14%程度です。確かに東大の中を歩いていても、関西弁の人はそれなりに会う印象があります。しかし、その多くは灘高校出身の人で、一部の進学校に偏っているというのが正直な感想です。
関東・関西の二大巨頭に対し、東北出身(6県)の人は一般入試全体3010人中わずか81人しかいません!
つまり全体の3%弱程度しかいないのですね。(今度から山形出身の友人はレアキャラとして扱うことにします。)
こうして割合を見ると、確かに偏りがあることがわかります。
理由としては、地方生は実家を離れる分、東京住みの高校生より東大を選択しにくいというハードルも1つに数えられるでしょう。
また社会で問題視されているように、教育の地域間格差が大きく影響していると考えられます。
それでは、具体的に「教育の地域間格差」とはどのような問題か、簡潔に説明していこうと思います。
教育の地域間格差とは、文字通り「居住地域によって、結果的に学力や学歴の差が生じること」を指します。
基本的には、「都市圏の集団は学力や学歴が高く地方の集団は相対的に低い」状態になっていると言われています。
その要因や理由は様々で、以下のような具体例が挙げられます。
こうした問題への対応も目的として、近年ITツールの導入(ICT)が進められているわけですね。
ここで紹介したのはあくまで全体的な傾向であり、個々の地域や学校などの状況によって詳細は異なってくるので、個々人に合わせた対応が必要となるでしょう。
実は私たちスタディコーチ(studycoach)は、この「教育の地域間格差」を埋めたいという思いから誕生しました。
オンライン指導によって場所・時間にとらわれることなく、実際の合格者である現役東大生コーチによる最高級のサポートを受けられる環境を提供することを目指し、今も日々活動しています。
実際に地方からコーチと二人三脚で合格した生徒もおり、生徒様・保護者の方々からも「スタディコーチにしてよかった」との嬉しいお言葉をいただいていております。
地方生で受験・勉強の情報不足にお困りの方はもちろん、
の皆さんは、まずはスタディコーチまでお気軽にご相談ください!!
た
ちなみに、現役と浪人の割合も公表されており、3人に1人が浪人生とのことです。
さらに三浪以上の人は全体の1.6%。
三浪以上する人の母数が少ないことを加味しても、やはり狭き門だと実感しますね。
浪人生活を経験して感じた個人的な意見ですが、大学受験の学力は必ずしも重ねた受験勉強の年数と比例するわけではありません。
確かに傾けた時間や努力は裏切りませんが、「いかに効率よく戦略と計画を立て、効率よく勉強を重ねるか」がもっと大事なのかなと感じます。
今回は東大生の出身地域や出身校についてご紹介しました。
「教育の地域格差」という重大なテーマに取り組むために、スタディコーチ(studycoach)としてもますます積極的に活動してまいります!
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