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こんにちは。東京大学2年の小川です。
皆さんは大学受験にどれくらいお金がかかるか知っていますか?
「お金のことは気にしなくていいから受けたいところを受けたらいい」と言われている人もいるかもしれません。
しかし、「兄弟にお金を使っているからお前は国公立にいけ」「下宿しないで実家から通えるところ以外はだめ」と、金銭的な理由から選択肢が限られている人も多く存在しています。
まず私:小川自身の例をご紹介いたします。
私は、親に好きなようにすればいいと言われていましたが、国公立に行かなければならないと思っていました。あまり余裕があるわけでもないことは知っていたからです。
お金のことを気にして志望校は下げたくはない。しかし国公立に落ちて私立に行くことになってしまうと、お金がかかってしまう……。
受験勉強も頑張らなければならない中、この難しい悩みを抱えるのは大変ですよね。
私の場合、JASSOという日本学生機構が挙げる給付型奨学金の家計基準(条件)は超えてしまっているため、貸与型になってしまう点も問題でした。
貸与型では、卒業と同時に多額の借金を抱えることになってしまいます。
JASSOが実施している奨学金制度の家計基準は利子なしの貸与型奨学金を貰うのにも厳しい家計基準があり、多くの人が利子付きしか借りることができないのです。
金銭的な事情から何かを諦めなければならないというのは、どうしようもなくやるせないことですよね。
しかし、受験においてはこれを救ってくれる制度があります。それが予約型奨学金です。
予約型奨学金とは、大学合格前に受給の可否がわかる奨学金のことです。
一般的に知られているJASSOの奨学金とどう違うのか、下にいくつか特徴を挙げてみました。
このように、予約型奨学金はとても魅力的なものと言えるでしょう!
予約型奨学金の魅力がわかったところで、一番気になるのは「結局申し込むべきか」ですよね。
結論、とりあえず応募してみるべきです。
もちろん必ず採用されるわけではないですが、もし貰えなくても特にデメリットはありません。
とりあえず応募してみると、たくさんの恩恵が受けられるかもしれません!予約型奨学金は特に私立大学の多くで採用されているので、積極的に応募すると良いでしょう。
東大に通う私:小川ですが、実は私大の予約型奨学金にも応募していました。先述の通り、私立に通うなら金銭的に不安だったため、自分で調べていくつか応募したのです。
調べた経験をもとに、いくつかオススメの奨学金をご紹介します。志望校決定の参考にしていただければ幸いです。
特に東大志望の学生が併願することが多い早稲田大学。
家計の給与収入が800万円未満であれば、4年間にわたり毎年45〜70万円が貰えます!
しかも珍しいことに、この奨学金は1200人も採用されるようです。チャンスが多いのはありがたいですよね。
こちらも東大の併願先として挙げられる、慶應義塾大学の奨学金です。
年額60万円(医学部は90万円)の給付が4年間と入学金相当額が給付され、評定平均の制限なし&家計収入制限は1000万円と、かなり寛容です。ただし、首都圏以外の出身者という条件には注意しましょう。
学校からの推薦書や入学希望理由書が必要といった条件もありますが、計260万円の給付のためと思えば大した手間ではないですよね。
もしこれを機に知ることができたという人がいたら嬉しいです。
予約型奨学金は金銭面で不安な学生の大きな味方です。私自身も受験時代悩んでいたのでよくわかります。
予約型奨学金だけで全ての悩みが晴れるとは限りませんが、それでも少しは楽になりますよね。少しでも不安がある方は、ぜひ一度調べるべきです。
次に、「実際に私がどんな流れで申請したのか」ご紹介していきます。
私が応募し採用された奨学金は、先述の
でした。
学問のすゝめ奨学金は受給額も多く制限も少ないですが、記入書類が少し多かったので準備は大変でした。
浪人の時に応募したのですが、推薦書を書いてもらうために何度も学校に足を運び、学校の先生と相談しなければなリませんでした。
校長先生の判子が必要とのことで、かなり日数がかかったことを覚えています。
志望理由書は量を書くのは大変ですが、内容は「なぜこの大学でなければならないのか」という理由をその大学独自の制度などと絡めてたくさん書けば大丈夫だと思います。
チャレンジ法政奨学金は共通一次利用者でも応募できました。
多少給付金は少ないものの、手間はかからなかったです。
しかし1点問題があり、実は給与制限に引っかかっていたのです。
私は少し特殊な事情があったため、その旨を大学に問い合わせ説明したところ、応募を認めてもらうことができたました。
JASSOなどの公的機関の奨学金なら問答無用で応募資格は与えられないことが多いので、大変ありがたい対応でした。
大学独自の予約型奨学金のメリットはこのように多少の融通がきく場合があることです。
自分に資格があるのかわからない場合は、諦めずにひとまず大学に電話やメールで問い合わせてみることを強く勧めます!!
私の場合はこんな感じでした。
いろいろ大変だったところももちろん多いですが、もし国公立にダメでも安く私立に行けると思えばかなり心の余裕ができました。
結果的にどちらも辞退する形にはなりましたが、応募して良かったと思います。
非常にメリットの大きい予約型奨学金ですが、応募には多少の注意点があります。
例えば以下のようなものが挙げられるでしょう。
以上のような注意点はありますが、それを踏まえた上でもやはりメリットの方が大きいと思います。
他にも募集期間には注意が必要ですが、早慶・MARCH・関関同立やその他の大学でも数多く予約型奨学金を実施しているので、できるだけすぐに調べてください!
来年以降に受験する人も、早いうちから調べておくに越したことはないです。大学によって応募要項が異なるので、注意しましょう。
大学進学には金銭的な事情はつきものです。私の経験を通じて、皆さんの不安が少しでも和らげば嬉しいと思っています!!
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また今回の記事の執筆者は、スタディコーチ(studycoach)でコーチも実際に務めています!
スタディコーチ(studycoach)は現役東大生・早慶生のみが質の高い授業を行っており、高い指導実績と満足度を誇るオンライン個別指導塾です!
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