こんにちは。東京大学2年の小川です。
12月も半ばとなり共通テストまで残り1ヶ月ほど。最後の模試もそろそろ終えて、面談など受験生には辛い季節となってきました…。受験前の最終面談はかなり緊迫しているというか、どことなく教室の空気が強張っていたような気がします。最終面談では自分の志望校を先生と相談して最終的に決定すると思いますが、自分の現段階の実力を鑑みて先生から厳しいお言葉があるかもしれないので、不安になったり落胆したりする人もいるかもしれません。
そんな時どうすればいいのでしょうか。
合格は厳しいと言われたから第一志望を変える?でもこれでやめてもし受けてたら…ってならないか?でも落ちたらどうしよう…。大きな決断ほど悩みますよね。
こういう時どう決断すればいいのか、私自身はどうだったのか。みんながみんな真似すればいいとは言いませんが、こんなやり方もあるのだと参考にしていただけると嬉しいです。
では私の受験前の面談の話を少し。
現役の頃、もちろん私も面談を受けました。ですが私は3年の初めまで部活ばっかりしていて全然間に合っておらず、東大に現役で受かるつもりは正直ありませんでした。金銭的にも厳しいから一時は志望校を下げようかとも思いましたが、偏差値が下だからと言って簡単に受かるとも思えなかったので曲げずに貫き通すことにしました。志望校を下げて落ちたときの方がきっと後悔が大きいだろうと思ったのです。やらない後悔よりやる後悔です!それに浪人してもいっぱいやればできるようになるだろうという謎の自信があったのも大きかったかもしれません。
私の親は放任主義で、私の決めたことには何も言いませんでした。それでも私はその時には浪人したら宅浪すると決めていたし、滑り止めも奨学金をもらえるところにすると約束していたので、私なりに親への迷惑も考えてはいたつもりです。一応ちゃんともしものことを考えてあると分かったからか、宅浪は少し渋っていましたが、なんとか説得して了承を得ました。最終的には言っても無駄だと諦めただけだったのかもしれませんが…。
いざ三者面談に向かってみると、ボロクソ言われると思っていたら案外悪くなくて、受かるか落ちるか半々くらいだと言われました。進学実績が欲しかったからだと思いますが、受験を勧められるほどでした。詳しい内容は正直あまり覚えていませんが、受けてほしい学校側と受けるつもりの私とではそんなに揉めることがなかったはずなので、軽く相談して終わったんだと思います。
受験すると決めたものの結果は覚悟していた通りダメだったんですが、模試より何十点もいい点が出て合格まであと数点というところでした。こうなるとここでやめたくなくなって(ギャンブルみたいな考え方ですが)あと一年頑張ってみることにしたんです。そして一年勉強し、現役の頃とは違って模試の結果や周りの反応は「受かるだろう」というものに変わりました。それでも浪人となるともう後がないので弱気にはなるし怖気付きますよね。
そういう時私が何を基準に決めたかというと、気持ちや感情です。
合理的にとか損得勘定で考えるのはなかなか難しいです。そうやって無理やり自分を納得させても、受けたい気持ちを納得させられていなかったら結局モヤモヤが残るだけなんですよね。「あの時こうしてればよかった」というのはどの道を選択しても起こると思います。ですがそれならあなたは「あの時やっておけばよかった」と「あの時やらなければよかった」のどちらを選びますか?私は後者の方が嫌だったので、やってみるという決断に至ったんです。
結局人生は一回きりだし、他の誰のものでもなく自分のものです。後悔の少ない道を自らで選択しましょう。
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