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苦手科目をなんとか克服したいと思っている方は多いと思います。
しかし
「何から始めたらいいのかわからない!」
「苦手なのでそもそも向き合いたくない…..」
このように悩む学生さんは多いのではないでしょうか?
そこで今回は、勉強の苦手を克服するにはどうすればいいのかをご紹介します。この記事を読むと、苦手とどのように向き合っていけば良いのかがわかります!
克服したい苦手はどの科目、どの分野ですか?
しかし例えば「英語が苦手」の「苦手」は具体的には何を指しているのかわかっていないことも多いのではないでしょうか。
テストを受けるたびに英語の点数が特に低いために単に漠然と「英語が苦手」と感じてしまっている可能性もあります。
例えば「英語の長文が苦手」という場合についても、さらに「長文の何が苦手なのか?」と掘り下げて考えることができます。例えば、
など、かなり詳細に分けることができます。それぞれ対策法も異なりますので、まずは「苦手」を把握することが必要です。
しかし苦手の把握といっても、科目や分野、問題形式によってバラバラすぎて難しいですよね。そこで次は、自分の克服したい「苦手」の真の姿を知るためのチェックポイントをご紹介していきます!
それでは、克服したい「苦手」の正体を探る際のチェックポイントに迫っていこうと思います!
先ほど説明したように、本当の原因に注目していきましょう。
例えば算数のテストの結果が悪かったとしたら、「自分は算数が苦手なんだ」と感じてしまいますよね。
しかし点数が低かったのは、「勉強してもできなかった=苦手」なのではなく、「そもそも勉強時間が足りていなかった」からかもしれません。
今度は、模試の成績が悪かったとします。これも、「まだ学習していない分野の問題が出てきた」からかもしれませんよね。
苦手と一度認識してしまうと取り組むのが億劫になり、勉強量が減ることによって、ますます成績が下がってしまうという悪循環も想定されます。
まずは本当に苦手なのか、それとも苦手と思い込んでしまっているだけなのかよく考えてみてください!
例えば「数学の基礎的な問題すら解けない」「英語の長文が読めない」といった問題の背景にあるのは、ただ「苦手だから」という理由だけではありません。
多くの場合、問題を解くために必要な公式や定理、文章を構成する英単語をきちんと覚えられていないことが原因にあります。
「苦手だ」と決めてしまう前に、覚えるべきことをなおざりにしていないか、よく確認してみましょう。
さて、①・②で「勘違い」「基礎が欠けている」パターンの苦手は分別できました。
しかし演習を重ねていく中で、解法がわからない・読解できない問題に出会うかもかもしれません。こういう場合、原因として考えられるのは「覚えたことをモノにできていない」ことです。
例えば数学では、公式や定理そのものを暗記できているかチェックされるのではなく、それらを道具として上手く使い、答えを導き出せるかどうかをチェックされます。
せっかく覚えた公式も、本番で素早く使えなかったら意味ないですよね。
公式や定理は問題を解くための道具であり、本当の目的である「テストで問題を速く&確実に解く」ためのものだということを忘れないようにしましょう!
苦手を克服したい、という気持ちはあっても実際何をすれば良いのかは難しいですよね。
ここでは上記で紹介した苦手の正体別に、苦手を克服する方法をご紹介していきます。
この苦手意識は先ほども述べた通り、原因がわかっている失敗経験にも関わらず、それにより本来苦手ではないはずのものを苦手と感じてしまっている状況です。
そのため、失敗の原因となった部分を改善し同様のことに取り組み成功体験に塗り替えることを繰り返しさえすれば、苦手でなくなるどころか、得意になることまで期待できます。
対策としては、あえて簡単な問題から積み重ねることで、「できる」確信を積み上げていきましょう!
返却された答案などの失点箇所を確認し、「何を覚えていれば考えられたのか」を分析しましょう。
そうすることで、これから覚えるべきことが見えてくるはずなので、無理のない学習スケジュールを立てて覚えるべきことは覚えていきましょう。
解答プロセスに用いる公式や定理、単語知識などをしっかりと覚えることだけで満足してしまってはいませんか?
それらを身につけて初めて、考えることをスタートできる問題も多いです。
そのような問題にも対処できるように、覚えたことをどのように使うのかまで含めて身につけられるように、演習を重ね、理解を深められると良いです。
具体的には、「どういう時に使えるんだっけ?」「単位はなんだったっけ?」と一々考える必要がないよう、反射的に処理できるまで身体に染み込ませて置くことが望ましいですね。
これができたら、次は「この系統の問題を・KWを見た時は、この公式!」と明言できるように判断速度を上げていきましょう。
「解かずに解法だけ10秒で答える」練習をこなすのも良いと思います。
苦手をそもそも作らずにいられたり、とりわけ苦労せずに克服できたら良いですよね。
先ほど紹介した苦手の正体や克服法を踏まえて学習計画を立てると、不可能ではないのではないしょうか。
学習計画を立てる段階で、インプットとアウトプットのバランスがよくなるように設定することがおすすめです。
その日その日の気分ではなく、学習計画に則って勉強していると気づかぬ間に科目や分野の偏った学習をしてしまっていたという事態を防ぐことができます。
また計画通りに学習を進めようとするからこそ、思いがけず、てこずる分野や習得しきれていなかった基礎などに即座に気づくことができます。
そのような場合には、臨機応変に計画を組み直し、苦手の芽を潰しながら学習を進めていけるようにしましょう。
そうした学習計画を立てる際に参考になりそうな記事を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
ここまで、苦手の正体とそれらの克服の方法を解説してきました。
しかし本当に苦手は克服する必要があるのか、今一度検討してみましょう。
受験する大学や学部、文理が決まっていない段階では、将来のより広い選択肢に備えて苦手は克服するのが良さそうです。
しかし既に受験科目が定まっている方、定めようとしている方は受験科目ではない科目の苦手にあまり大きな労力は割かなくても良いかもしれません。
また受験科目の中に苦手科目がある場合は、なんとしてでも克服しなければいけないという気持ちになりますよね。
しかし受験は総合点での勝負なので、本番までの残り時間を意識し、苦手科目の克服と得意科目の伸長とのどちらにより大きなリソースを割くのか冷静に考えてみましょう。
ここまで、苦手の正体や克服法などについて紹介してきました。大事なのは苦手を克服することそのものではなく、苦手を克服することのその先にあるものです。
そのため、苦手を克服しないと決断することもある意味立派な苦手克服なので、自分の最終的な目標を達成するためにはどうするべきなのかを念頭に、苦手と向き合ってみてください。
R.K.
東京大学文科三類1年。現役東大生の観点から受験や勉強に関する様々な情報をお伝えします!
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また今回の記事の執筆者は、スタディコーチ(studycoach)でコーチも実際に務めています!
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