目次
みなさんこんにちは!スタディコーチ徳山校スタッフです!
早速ですがみなさん、暗記は得意ですか?
私は暗記科目が大の苦手です。
しかし、勉強に暗記はつきものです!
受験勉強はもちろん、定期テスト対策、資格試験勉強までずっと暗記は大切になってきます。
そもそも、暗記はどのようにして行われるのか、人体の構造を理解すればもっと効率よく勉強できるのではないか?という疑問に対して、暗記の原理を説明します!
暗記のメカニズムは主に6つのステップで表されると言われています。
感覚記憶
新しい情報が最初に入るのは感覚記憶です。目や耳を通じて数秒間だけ保持される非常に短い記憶で、例えば見たものや聞いたものが一瞬だけ頭に残るのはこの段階です。
短期記憶
感覚記憶から選ばれた情報が短期記憶に移ります。この情報は数秒から数分の間保持されます。短期記憶の容量は限られており、7±2個しか保持できません。新しい情報を繰り返すことで短期記憶に留めることができます。
長期記憶への移行
情報が長期的に保持されるためには、エンコーディング(符号化)と呼ばれるプロセスが必要です。エンコーディングは、情報を脳が効率的に保存できる形に変換することです。繰り返しや、既存の知識と結びつけることがこのプロセスを強化します。
長期記憶の保存
エンコードされた情報は長期記憶に保存されます。長期記憶は容量がほぼ無限で、数日から数十年まで情報を保持できることがあります。ただし、必要な時に情報を引き出すためには、繰り返しや関連付けが重要です。
再生
覚えた情報を再び引き出す際、脳が保存した情報を取り出します。再生の頻度が増えると、記憶がより頑固になり、忘れにくくなります。自分で思い出す方法やテスト形式の復習がこれに効果的です。
ここでは、暗記のメカニズムについて解説しました。
これらのメカニズムは心理学、脳科学に基づいています。
先程ご紹介した暗記のメカニズムと原理において、それって本当に効果的なの?
根拠(情報源)はどこ?という方に向けて、実際に発表されている論文・研究から根拠を示します。
19世紀の心理学者ヘルマン・エビングハウスが行った実験で、記憶が時間とともに急激に減退するが、定期的な復習によって記憶を保持できるという原理を示しています。
アトキンソンとシフリンは、記憶を感覚記憶、短期記憶、長期記憶の3つのステージに分けた「多重貯蓄モデル」を提唱しました。このモデルは情報がどのように処理され長期記憶に保存されるかを説明します。
バッドリーとヒッチは、短期記憶の概念を拡張して、「ワーキングメモリ」モデルを提唱しました。このモデルでは、情報を一時的に保存し操作する「中央実行系」や「音韻ループ」「視空間スケッチパッド」といった構造を含みます。
アクティブリコールは覚えた情報を自分で思い出すことを通じて記憶を強化する方法です。繰り返し情報を思い出すことで、記憶はより定着します。
間隔反復は、一定の時間間隔を空けて繰り返す学習法です。これにより、記憶がより長期的に維持されることが研究で示されています。
これらの理論は記憶や学習におけるプロセスを説明するために重要な役割を示しています。
今回は、暗記科目が苦手な人に向けて暗記のプロセスについて説明しました。
暗記が苦手な人でも暗記の原理を理解すれば短い時間で効率的に勉強が勧められるかもしれません!
また、今回紹介した理論で気になることがあれば関連する論文を探してみたりさらに深く調べたりしてみてください!
スタディコーチは、自分に合ったコーチが学力レベルを考慮し、学習スケジュールを管理してくれて、最適な勉強方法を指導してくれます。
そのため、1人で勉強するよりも学力向上の実感がしやすいです。
無料体験授業を受けられるので、実際に授業を体験した上で、今後も継続して指導を受けるかを決められます。
スタディコーチで効率よく勉強し、第一志望校合格を目指して一緒に頑張りましょう!!
少しでも興味がある方は、お気軽にお問合せください。