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2025年01月03日 室蘭SC 室蘭校ブログ

姿勢がいい人は成績もいい!?■□室蘭校ブログ■□

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最近、猫背やストレートネックに悩む若い人が増えています。長時間スマホやパソコンを使用することが多く、肩こりや腰痛を抱えている学生も少なくありません。姿勢の悪さは見た目に影響するだけでなく、体調や集中力にも影響を及ぼします。
特に勉強をしているときの姿勢は、思っている以上に学習効率に大きな影響を与えます。実際、正しい姿勢を意識するだけで学習効率が上がるという研究もあります。今回は、「なぜ姿勢が成績に影響するのか」という医学的根拠や、姿勢改善に役立つストレッチなどを交えながら、効率の良い学習のために普段から心がけるべきポイントをお伝えします。

1. 猫背やストレートネックが引き起こす問題

日常生活で気づかないうちに姿勢が崩れてしまうことはよくあります。特に若い世代では、スマホやパソコンの使用が多いため、猫背やストレートネックに悩む人が増えています。

猫背とは?

猫背は、背中が丸くなって頭が前に出てしまう姿勢です。この姿勢になると首や肩に負担がかかり、肩こりや頭痛を引き起こしやすくなります。さらに、背骨が本来持つ自然なカーブが失われることで、全身のバランスが崩れ、腰痛や疲労感が増すこともあります。

ストレートネックとは?

ストレートネックは、首のカーブがなくなり、頭が前方に突き出た状態です。本来、首には緩やかな前弯(カーブ)があり、これによって頭の重さを支えやすくしています。しかし、スマホやパソコンを長時間使う姿勢が続くと、首が前方に突き出たまま固定されてしまい、ストレートネックになります。これにより、首や肩、背中への負担が増し、頭痛やめまい、集中力の低下などを引き起こす原因になります。

2. 姿勢の悪さが学習に及ぼす影響

姿勢が悪いまま勉強をしていると、肩や首、背中への負担が増し、集中力が続かなくなります。さらに、姿勢の悪さは、神経伝達にも悪影響を及ぼし、脳に必要な酸素や栄養素が届きにくくなるため、学習効率が下がってしまうことがわかっています。

神経伝達への影響

私たちの体は、神経を通じて脳と各部位がつながっています。姿勢が悪いと、首や肩、背中などの筋肉が緊張しやすくなり、神経を圧迫することがあります。この圧迫により、神経を通る情報伝達がスムーズに行われなくなり、脳の働きが低下します。
また、悪い姿勢は血流も阻害し、脳に必要な酸素や栄養が届きにくくなります。特に、脳に酸素が不足すると集中力や記憶力が低下し、学習に悪影響を及ぼすことが知られています。ある研究によれば、脳の血流が悪くなると情報処理スピードが低下することが確認されています。これは、勉強に取り組んでいるときの姿勢が学習効果に大きく関わることを示しており、良い姿勢でいることがいかに重要かがわかります。

姿勢が脳に及ぼすリラックス効果とストレスの軽減

さらに、姿勢が良いと、呼吸がしやすくなり、自然と体がリラックス状態に近づきます。リラックスした状態で勉強に臨むことで、心が落ち着き、集中力も持続しやすくなるのです。逆に、猫背やストレートネックの姿勢だと呼吸が浅くなりやすく、身体が緊張しやすいため、かえってストレスが増加し、集中しにくくなってしまいます。

3. 気がついたときにできる姿勢の改善法

勉強中や日常生活で意識して姿勢を整えることは、学習効率の向上だけでなく、肩こりや腰痛の予防にもつながります。気がついたときに簡単にできる姿勢の改善法をご紹介します。

座るときは、背筋を伸ばして骨盤を立てる

椅子に座るときには、背筋を伸ばし、骨盤を立てる意識を持ちましょう。骨盤が後ろに倒れると、猫背になりやすく、肩や首に負担がかかってしまいます。正しい座り方は、座面にしっかりと腰をつけ、背中をまっすぐに保つことです。椅子の背もたれを軽く利用することで、楽に正しい姿勢を保てます。

スマホや本は目の高さに近づける

スマホや本を見下ろす姿勢が続くと、首が前に突き出たストレートネックの状態になりやすいため、手で目の高さに近づけて持つように心がけましょう。スマホスタンドを活用したり、本を手で支えて読むことで、自然と姿勢が良くなり、首や肩への負担が軽減されます。

足の裏をしっかり床につける

勉強中は、足を組むなど足の裏が浮いてしまう姿勢を避け、足の裏をしっかり床につけることが大切です。足を組む姿勢は骨盤の歪みを招き、猫背やストレートネックを悪化させる原因にもなります。足の裏を床にしっかりとつけて姿勢を整えると、安定して長時間座ることができるようになります。

4. すぐにできる!姿勢改善のための簡単ストレッチ

姿勢を改善し、筋肉の緊張をほぐすための簡単なストレッチをいくつかご紹介します。勉強の合間や朝・晩の時間に取り入れて、体をリフレッシュさせましょう。

背伸びストレッチ

背中や肩の筋肉を伸ばすストレッチです。腕を上に伸ばしながら大きく息を吸い、背筋を伸ばします。そのまま数秒キープし、ゆっくりと息を吐きながら腕を下ろします。これを数回繰り返すと、姿勢がリセットされ、肩や背中の緊張がほぐれます。

首の後ろを伸ばすストレッチ

ストレートネックの改善に効果的なストレッチです。手を頭の後ろで組み、軽く前に押しながら、首の後ろを伸ばします。このとき、無理に力を入れず、ゆっくり息を吐きながら首の筋肉をほぐすのがポイントです。10秒程度キープしたら、力を抜いて元に戻します。

胸を開くストレッチ

猫背を解消し、胸を開くストレッチです。両手を背中の後ろで組み、肩甲骨を寄せるようにして胸を開きます。そのまま数秒間キープし、肩と背中の緊張をほぐしましょう。胸が広がることで、呼吸も深くなり、リフレッシュ効果も期待できます。

座ったままできるツイストストレッチ

椅子に座ったままできるストレッチで、腰や背中の緊張を和らげる効果があります。右手を左ひざに置き、左手は椅子の背もたれを
つかみます。そのままゆっくりと体を左にひねり、数秒間キープします。反対側も同様に行い、左右交互に繰り返しましょう。

5. 良い姿勢を保つために意識したいこと

普段から良い姿勢を意識して勉強に取り組むことで、学習効率が上がり、集中力も持続しやすくなります。以下のポイントを意識し、良い姿勢を保つ習慣を身につけましょう。

定期的に姿勢を見直す

勉強やスマホの使用中は無意識に姿勢が崩れやすいので、30分に一度は姿勢を確認する習慣をつけましょう。タイマーやリマインダーを活用して、定期的に体を動かす時間を確保すると効果的です。

背筋を意識する

勉強中や日常生活で背筋を意識することで、自然と姿勢が良くなります。背筋を意識することで、体幹が鍛えられ、無理なく正しい姿勢を保つことができるようになります。

姿勢改善用のグッズを活用する

姿勢を保つのが難しい場合は、クッションや姿勢矯正ベルトなどのグッズを活用するのも一つの方法です。姿勢改善グッズはさまざまな種類があり、使うことで背中や腰が支えられ、自然に良い姿勢を保つことができます。

まとめ:効率の良い学習のために、普段から良い姿勢を心がけよう!

姿勢の良し悪しは、学習効率や集中力に大きく影響を与えます。悪い姿勢が神経伝達や血流を阻害し、脳に必要な酸素や栄養素が届きにくくなることで、集中力や記憶力の低下を引き起こすこともあります。
日常生活で正しい姿勢を意識し、勉強中にも気をつけて姿勢を保つことは、成績アップにもつながる大切な習慣です。今回ご紹介したストレッチや姿勢改善法を取り入れて、日々の勉強を効率良く進められる環境を作りましょう。良い姿勢を保ち、健康的で効果的な学習を習慣にすることで、勉強もスムーズに進み、目標達成へと一歩近づくことができるはずです。

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