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池袋駅には、JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、西武池袋線、東武東上線、東京メトロ丸の内線・有楽町線・副都心線と多くの路線が乗り入れ、一日の平均乗降客数は約265万人(「東京都統計年鑑 平成31・令和元年」より)。今日は、この巨大ターミナル駅周辺にどんな塾があるのかエリア別に紹介したいと思いますが、まずは池袋という街について見ていきましょう。
池袋駅の一日平均乗降客数265万人という数字は、約354万人の新宿駅、約301万人の渋谷駅に次いで3番目です。これは日本国内ではなく、世界で第3位ということ。
電車や駅の混雑に日々辟易している人も多いと思いますが、日本の交通、とりわけ首都圏の交通がいかに鉄道に支えられているか、とてもよくわかるデータですね。
ただ池袋駅は、乗降客数が多いといっても電車の乗り継ぎにだけ利用して駅の外に出ない人も多く、駅ビルだけがにぎわう“駅袋”とやゆされることも。新宿、渋谷と並んで“3大副都心”と称されるものの、かつては池袋を中心とする豊島区が財政破綻の危機に陥ったこともあり、2014年には東京23区で唯一豊島区が“消滅可能性都市”の指摘を受けました。消滅可能性都市とは、2010年から2040年にかけて、20~39歳の女性が50%以上減少すると推計された自治体です。
そんな不名誉を返上すべく豊島区は、池袋にある4つの公園をリニューアルするなど急ピッチでまちづくりを進めてきました。2020年にはTOHOシネマズ池袋や東京建物Brillia Hallなど8つの劇場を擁する「ハレザ池袋」が東池袋に誕生するなど、今やすっかり文化の匂いがただよう街になり、消滅可能性都市と言われた10年前の面影はみじんも感じさせません。そして池袋駅の西口と東口をつなぐ2つの歩道橋の設置が計画されるなど、“駅袋”からの完全脱却に向けて今なお再開発は着々と進められています。
“文化の街”へと急速な変貌を遂げている池袋ですが、もともと文教の地として発展してきた街でした。
まず1908(明治41)年に、学習院が池袋からほど近い目白に移転してきます。また、1918(大正7)年には立教大学が池袋に移り、多くの学生が集まるようになりました。女子新御三家のひとつとして毎年多くの東大合格者を生んでいる豊島岡女子学園も、1947(昭和22)年に東池袋の現在地に移転してきました。
池袋の街を歩いていると喧騒の中にも静けさを感じる場所に多々出くわすのは、こうした歴史があるからこそでしょう。繁華街のイメージが強い池袋ですが、場所を選べば学習に最適な街と言えそうです。
それではここから、池袋で塾が集まる3つのエリアと、その中で特に注目の塾を見ていきましょう。
池袋駅東口の南側(旧西武口)から出て、南池袋公園や、東京の書店で最も大きな売り場面積を誇るジュンク堂書店池袋本店に向かうエリアです(上にあるマップの右下あたり)。飲食店を中心に多くのお店が立ち並ぶ繁華街ですが、このエリアには池袋で最もたくさんの塾が集まっています。
まずは、「なんで、私が東大に!?」のキャッチフレーズでおなじみの四谷学院 池袋校。「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」の“ダブル教育”が最大の特長です。8時半から21時まで(日曜は10時半から18時まで)自由に利用できる自習室も完備。
そこから道路を一本挟んですぐのところにあるのがZ会池袋教室。言わずと知れた通信教育の名門・Z会が運営する塾で、難関大学受験と中学受験のための「Z会東大進学教室」、難関高校受験などのための「Z会進学教室」の2つが同じビルに入っています。最難関校を突破できる質の高い授業が魅力です。
ジュンク堂書店池袋本店から少し歩くと、武田塾 池袋校が見えてきます。武田塾といえば、「日本初!授業をしない。」で有名な塾。自学自習を徹底的にサポートし、逆転合格へと導きます。自習室は13時から22時まで(日曜は10時から18時まで)利用できます。
続いて池袋駅西口の、立教大学や東京芸術劇場がある辺りを見ていきます。
まず、池袋駅に直結したメトロポリタンプラザの18階に、東進ハイスクール 池袋校があります。なんといっても駅から出ずに通えるのは便利で安全。有名講師による映像授業を、自分のペースで受けることができます。
西口を出て池袋西口公園や東京芸術劇場の方面に向かうと、その裏手に現論会 池袋校があります。入試日から逆算し全科目の総合点が最大となるような学習計画を立て、東大・難関大に合格したコーチの指導で、市販の参考書と映像授業(スタディサプリ)を組み合わせた勉強を進めていきます。
最後に、サンシャインシティへと続く東池袋のエリアを紹介します。
池袋駅東口を出て、大通りを渡ったすぐのところにあるのが映画『ビリギャル』で有名な坪田塾。学力だけでなく、教育心理学にもとづく一人ひとりの性格タイプに合わせた個人指導を特長としています。中学生・高校生・高卒生が対象で、オンラインでの受講も可能です。
サンシャイン通り沿いにある桜凛進学塾 池袋校も個人指導塾。プロの講師陣が、ムダのない勉強のやり方を教えてくれます。週1回から希望する曜日と時間帯で授業を受けられたり、指導内容も幅広く対応してもらえる臨機応変さが魅力です。
そして2025年3月1日、このエリアに新たに登場するのがスタディコーチ 池袋校。現役東大生が300名以上所属するオンライン個人指導塾としてスタートしたスタディコーチですが、新宿、横浜などを皮切りに全国各地の校舎で指導を受けられるようになり、いよいよ池袋にも校舎が誕生します。
スタディコーチ池袋校の何がすごいのかを、3つのポイントから紹介します。
スタディコーチは、生徒一人ひとりの目標や今の学力に完璧に合わせた学習計画を、1日単位にまで落とし込んで作成します。「今日はいったい何を勉強すればいいんだろう?」「このままで大丈夫だろうか?」なんて心配は今後一切なくなります。そして、学習の進捗具合は「しつこい!」と言われるくらいにコーチや校舎スタッフが徹底管理。学習を進める中で出てくる疑問や不安は、もちろんいつでも相談できます。
そしてスタディコーチ最大の強みは、なんといってもコーチが全員東大・早慶大に合格していること。受験生の悩みは、その関門をくぐりぬけてきた者にしかわかりません。どんな質問に対しても、真摯で、的確な回答を提供していきます。すぐ近くに東大生・早慶大生がいるのは心強くもあり、また、そういう環境に身を置くことは、自分も難関大学に必ず合格できるという自信やモチベーションアップにつながります。
スタディコーチ池袋校に定休日はなく、基本的に毎日7時から22時まで出入り自由。落ち着いた環境で集中して勉強に取り組めます。月~金は16時から、土・日・祝は13時から東大・早慶大に合格した校舎スタッフが常駐。登下校時、また、定期的に自習室を巡回し、学習が進んでいるかどうか確認します。
ここまでエリア別に池袋の塾を紹介してきましたが、塾選びには「通いやすさ」も重要なポイントです。ぜひ一度実際にその場所まで足を運んでみることをおすすめします。ここに書いてあることも参考にしていただきながら、自分に合った塾をお選びください!
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