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NHKの連続テレビ小説「あんぱん」。4月30日放送のあるシーンが興味深かったので、ここに紹介します。
竹野内豊さん演じる叔父の柳井博(開業医)が、数学の問題で半日苦しんでいる崇にこう言います。
「まず答えを見ろ!答えを見て解き方を暗記してしまえ!」
もしかしたら博も、医師にはなれたものの、数学は苦手だったのかもしれません。崇はその言葉を聞いて「ええ?」という表情。答えを先に見るなんて卑怯だとでも思っていたのでしょうか?ここに崇の生真面目さが垣間見えます。
私が大学生時代に仲の良かったのが、同じバーベル仲間の東大生でした。経済学部に在籍していたので、おそらく文科Ⅱ類に合格したのでしょう。
彼はこう言いました。「数学が苦手でね。受験は苦労したよ」。
でも、東大に受かるほどの人です。法政大学の経済学部に入学した自分からすれば、数学のレベルは雲泥の差があると思っていました。
「で、苦手な数学をどうやって勉強したんだ?」と聞くと、彼はこう答えました。
「あまり偉そうに言えないんだけど、解答をしっかり読んで、解き方を理解して身につけるようにしたんだよ」
「でも、解き方を理解するには教科書の内容理解が前提だよね?」と尋ねると、
「それは当然。教科書の内容が理解できてないと、解答や解説を読んでも理解できないからね」
話を「あんぱん」に戻しましょう。京都の学校に不合格だった崇は、東京の学校を受験。そして結果は合格。
学会帰りの博が合格発表を見に来たシーンで、崇は言います。
「暗記した数学の公式が試験に出た」
もちろん、博が「暗記してしまえ」と言った時から、こういう伏線回収があるとは思っていましたが、やはり来ました。
さて、受験生の皆さん。教科書レベルの理解が大前提です。そのうえで、難しそうな問題に出会ったら、まず解答・解説を見ましょう。
問題集は、単なる答えだけでなく、なぜその解答に至ったかを丁寧に説明してくれるものを選びましょう。
それで理解できればOK。もし理解できなければ、それは基礎が不十分だというサイン。教科書に立ち返って復習しましょう。
東大生の友人が話していたことで印象的だったのは、
「東大の数学は、正解でなくても、その解答に至る過程を評価してくれる。だからゼロ点ではない」ということ。
これは、ドラマ「ドラゴン桜」でも語られていたことですね。
そしてスタディコーチでも同じような指導をしています。生徒が自分で解答に至る過程を説明する「逆授業」が特徴です。
コーチの先生は、正解だったからといってそこで終わりにせず、どうしてその答えにたどり着いたのかを生徒に問います。
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