こんにちは。スタディコーチ岐阜校スタッフのひろぽんです。
今日は「効率のいい勉強法とは何か?」について、私のちょっと変わった経験をもとに考えてみたいと思います。
私は大学時代、パワーリフティングというバーベル競技に打ち込んでいました。
最初は雑誌や教本の「トレーニングは1時間以内」「軽い疲労感で終える」といったアドバイスを参考にしていましたが、どうしても納得できなかったんです。
「そんな生ぬるいやり方で、200キロ超のバーベルなんて挙げられるはずがない」
そう思った私は、毎日スクワット、ミリタリープレスを行い、ベンチプレスは週2回、時には1日2回のトレーニングもしていました。
たとえば、ある日のメニューはこうです:
トレーニング後は電車の座席に座ると立ち上がれないこともあり、空席があっても立ったまま帰宅していました(笑)。
今振り返ると、明らかにオーバーワークでしたし、無駄なセットも多かったと思います。
でも、この“非効率”な時期を通して、私は自分の限界を広げる体力と精神力を手に入れたのです。
それから少しずつ内容を精査し、練習量を減らしても成果が出るようになりました。
つまり、「効率のよさ」とは、最初から存在するのではなく、非効率の積み重ねの中から見えてくるものだと気づいたのです。
では、このことが受験勉強とどう関係するのでしょうか?
結論から言えば、まずは長時間、机に向かうことに慣れることです。
効率のよい勉強法を求める前に、まずは“勉強体力”を鍛える必要があります。
最初はテキストを書き写したり、音読を繰り返すような単純作業でもかまいません。
このとき、「覚えよう」とはせず、とにかく続けることが大切です。
たとえば、1時間ごとに15分休憩する、というようなアドバイスもありますが、それにこだわる必要はありません。
疲れたら立ち上がればいいし、集中が戻ればまた続ければいい。
自分なりのリズムで、机に向かう時間を積み重ねていくことこそが、処理能力を高め、やがて本当の「効率のよさ」につながるのです。
最初から効率的な勉強法など存在しません。
地道で非効率に思える勉強を繰り返すことで、自然と効率が高まっていきます。
このレベルに到達してはじめて、「良問を丁寧に解いて理解を深める」ことが本当に活きてきます。
私も最終的には、トレーニング量を半分にしても成果が出るようになりました。
ちなみに、全日本学生大会では4位、社会人大会ではいつも2位止まりという悔しい結果でしたが、それも含めて「積み重ねが力になる」という教訓を得た時間だったと思っています。
「効率のよさ」とは、楽をすることではなく、“遠回りの中から最短ルートを見つける力”なのかもしれませんね。
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