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コラム

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2025年10月09日 岐阜校ブログ

理想の学びは逍遥の精神が宿る

理想の学びは逍遥の精神が宿る

文学と岐阜のつながり 〜坪内逍遥と小泉八雲〜

こんにちは、スタディコーチ岐阜校のひろぽんです!

みなさん、NHKで放送中のドラマ「ばけばけ」をご覧になっていますか?
毎回セリフの妙に思わず笑ってしまうのですが、あの作品のモデルとなっているのは、
日本文学に大きな影響を与えたラフカディオ・ハーン――つまり「小泉八雲」です。

小泉八雲

小泉八雲記念館から抜粋

その小泉八雲と少しだけ接点のあった人物が、実は岐阜県出身だということをご存じでしょうか?
その名は、近代文学の礎を築いた偉大な文学者、坪内逍遥(つぼうち しょうよう)です。

岐阜・美濃加茂に生まれた文学者

坪内逍遥は1859(安政6)年、美濃加茂市の木曽川ほとり・太田宿に生まれました。
若くして秀才の誉れ高く、後に愛知県立旭丘高校となる愛知外国語学校へ岐阜県選抜生として進学。
1876年に開成学校(現・東京大学)に入学し、1883年に東京大学文学部を卒業、文学士の称号を得ます。

その後は、早稲田大学の前身である東京専門学校で教鞭を執り、教授として多くの学生を指導しました。
そして1904年、彼の元に招かれたのが小泉八雲です。八雲は早稲田大学着任の少し前から逍遥と交流を持ちますが、
残念ながら八雲はまもなくこの世を去りました。

わずか半年ほどの関わりであったものの、互いの文学観には強い影響があったといわれています。
このエピソードは、東海教育研究所のサイトでも詳しく紹介されています。
参考リンク:
文豪の手紙:第10回 坪内逍遥の美意識 ― 鼓舞する思いを届けていく手紙 ―

「逍遥」という言葉の意味

ところで、逍遥という言葉には「そぞろ歩き」「あちこちをぶらぶら歩く」といった意味があります。
しかし坪内逍遥の場合、それはまさに「文学世界を自由に歩き回り、探求し続けた姿勢」を象徴しているように思えます。

坪内逍遥

「岐阜の旅ガイド:逍遥公園」から抜粋

学びもまた“逍遥”のように

今日は10月9日(木)、共通テストまでいよいよあと100日。
焦る気持ちは分かりますが、「新しい参考書に手を出して消化不良」にならないよう注意しましょう。
昨日アップされたスタッフブログには、この時期に取り組むべき学習法が紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。

文学も学びも、「歩くように進める」のが大切です。
逍遥のように、自分のペースで一歩ずつ探求していきましょう!

スタディコーチ岐阜校 ひろぽん

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