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2026年07月04日 仙台校ブログ

【東北大生が全部公開】東北大のAO入試(総合型選抜)完全ガイド|II期・III期の違いと出願判断

 

この記事でわかること

✅ 東北大は入学者の約3割がAO入試——「特別な人の入試」ではない理由
✅ II期とIII期の違い(比較表)と学部別倍率の実データ
✅ あなたがAOに向いているかの3秒診断
✅ 志望理由書の書き出しの型と、面接頻出質問リスト

「東北大のAO入試って、部活や課外活動の実績がないと無理なんでしょ?」——仙台校で生徒や保護者の方から最も多く受ける質問のひとつです。結論から言うと、これは誤解です。東北大学のAO入試は「学力重視」の総合型選抜であり、特別な実績がなくても十分に狙えます。この記事では、東北大に実際に通う仙台校スタッフが、塾の面談で話しているレベルの内容をそのまま公開します。

この記事を書いた人

仙台校スタッフ
東北大学法学部2年、スタディコーチ仙台校スタッフの毛利です。私はAOⅡ期で合格しました。仙台校では毎日校舎で生徒の質問対応と学習管理を担当しています。

まず数字から:東北大入学者の「約3割」がAO入試

意外に知られていませんが、東北大学のAO入試(II期・III期)の募集人員は全体の約3割を占めます(文部科学省「令和7年度国公立大学入学者選抜の概要」ベース)。国立大学の中でもトップクラスの比率で、大学自身が2050年までに入試を総合型選抜へ全面移行する方針を公表しています。つまり東北大において、AOはもはや「例外ルート」ではなく「主要な入口のひとつ」です。

参考として、AO入試III期の志願倍率の実績(令和5年度・志願者÷募集人員)を見ると、全体で約2.8倍。学部によって差があります。

学部(抜粋) III期 志願倍率(令和5年度実績)
経済学部(文系) 1.9倍
歯学部 2.2倍
農学部 2.3倍
文学部 2.5倍
薬学部 2.8倍
法学部 3.2倍
工学部 機械知能・航空 3.4倍
医学部 医学科 8.0倍

※倍率は年度で変動します。最新値は東北大学の公表資料で確認を。

3秒診断:あなたはどの入試向き?

あてはまる状況 推奨ルート
東北大が第一志望+教科の実力を筆記で示したい AO入試II期(秋・大学独自筆記)
東北大が第一志望+共通テストで得点できる見込み AO入試III期+不合格なら前期
志望順位がまだ固まっていない AOは不向き 一般選抜に集中
共テより2次試験型の学力タイプ 前期一本で仕上げる方が合理的

東北大のAO入試は「2つ」ある——II期とIII期の違い

東北大学の総合型選抜には「AO入試II期」と「AO入試III期」があり、仕組みがまったく違います。ここを混同したまま「AOはやめておこう」と判断してしまうのが一番もったいないパターンです。

  AO入試II期 AO入試III期
時期 秋(要項は8月下旬発表) 共通テスト後(要項は11月下旬発表、出願は1月中旬〜)
学力試験 大学独自の筆記試験 共通テストの成績を利用(多くの学部で独自筆記なし)
共通テスト 不要 必要(配点の中心。学部によっては8割前後)
選考 筆記+書類+面接の2段階 書類+共テ+面接(原則1回)
併願 いずれも東北大が第一志望であることが前提(合格したら入学)
向いている人 教科の実力を筆記で示したい人 共テで点が取れる人・一般と並行したい人

特にIII期は「共通テストの得点が配点の大部分を占める学部が多い」のが最大の特徴です。つまり実質的には、一般選抜の2週間前倒し版に近い、学力勝負の入試です。

⚠ 先輩からの重要な注意
III期は「共テで成功したときにラクをするための追加チャンス」と考えるのが正しい位置づけです。AO一本に絞る戦略は、共テで失敗した場合に立て直しが利きません。あくまで前期対策を主軸に、その延長線上でIII期を「乗せる」設計にしてください。

よくある3つの誤解

誤解① 「輝かしい実績が必要」
東北大のAOは書類の課外活動欄よりも学力評価の比重が大きい入試です。実績ゼロでも共通テストで得点できればIII期は戦えます。

誤解② 「AOに落ちたら一般に響く」
III期は共通テスト後の出願なので、勉強内容は前期対策とほぼ完全に重なります。不合格でもそのまま前期に出願でき、受験機会が実質1回増えるイメージです。

誤解③ 「専願だから怖い」
合格したら入学が前提(併願不可)なのは事実です。ただしこれは「東北大が第一志望なら」デメリットではなく、第一志望者だけが集まる分だけ本気度の勝負になるということです。

タイプ別モデルケース(面談で実際に使う判断例)

受験生像 推奨戦略 理由
県内進学校・評定良好・共テ模試で目標圏内の高3 III期+前期の二段構え 追加負担は書類と面接準備のみで受験機会が1回増える
探究活動や理科系コンテストに打ち込んできた高3 II期→III期→前期の三段構え II期は筆記+書類で強みを最大化。最大3回のチャンス
部活引退が遅く、これから追い込む高3 前期全振り→12月にIII期を判断 書類は共テ前の短期集中で作成可能。判断を保留できるのがIII期の利点

今からの逆算スケジュール

時期 やること
7〜8月 II期に出すかを判断(8月下旬の要項発表と同時に出願準備が始まるため夏中に決める)。III期志望は共テ対策に全振り
9〜11月 II期選考。III期組は11月下旬の要項発表で志望理由書の準備開始
12月 志望理由書・活動報告書を共テ前に完成させておく(鉄則)
1月 共通テスト → 自己採点 → III期出願(例年1月中旬〜下旬・数日間しかない)
2月 III期選考(面接) → 不合格なら前期へそのまま移行

高1・高2の場合:評定の維持と共テ型の基礎固めが最優先。加えて「なぜ東北大か・なぜこの学部か」を言語化するネタ(気になる研究室・オープンキャンパス・模擬講義)を1年かけて集めると、志望理由書が別物になります。

志望理由書の「書き出しの型」を公開

東北大の志望理由書は文章量が比較的少なく、その分1文の密度が問われます。仙台校で添削時に使っている基本の型です。

基本の型
きっかけ(具体的な体験1つ)→ 問い(そこから生まれた疑問)→ 東北大でなければならない理由(学部・研究室・カリキュラムの固有名詞)

✕ NG例「幼い頃から科学に興味があり、貴学の充実した環境で学びたいと考えました」
→ どの大学にも出せる文章。固有名詞ゼロ、体験ゼロ。

◯ OK例の骨格「高2の探究活動で◯◯を調べた際、△△という疑問が解決できなかった。この問いを扱っているのが貴学□□学部の◯◯研究室であり、1・2年次の△△カリキュラムは〜」
→ 体験・問い・固有名詞が1文ずつ入っている。この骨格に自分の中身を流し込む。

面接で聞かれる質問(頻出リスト)

東北大のAO面接は提出書類の深掘りが中心です。以下は頻出パターンで、書類を書いた時点で全問に口頭で答えられる状態が完成形です。

  1. 志望理由を1分で説明してください
  2. なぜこの学部・学科なのですか(他学部ではだめな理由)
  3. なぜ東北大なのですか(他大学ではだめな理由)
  4. 志望理由書に書いた◯◯について、詳しく説明してください
  5. 入学後に何を学び、どう深めたいですか
  6. 卒業後の進路・将来像は
  7. 高校で最も力を入れたことと、そこから学んだこと
  8. 最近気になった志望分野のニュースは
  9. あなたの強み・弱みは
  10. (学部により)志望分野に関する基礎的な知識の口頭試問

💬 仙台校スタッフの実体験
[面接や書類準備に関するスタッフの実体験を2〜3文で記入]

出願前チェックリスト

  • ☐ 最新の学生募集要項で出願資格(評定要件含む)を原文で確認した
  • ☐ 志望理由書を第三者(学校の先生・塾)に2回以上添削してもらった
  • ☐ 書類の全項目について口頭で説明できる
  • ☐ 模擬面接を最低2回行った
  • ☐ III期の場合:書類は共テ前に完成済み/出願期間(数日間)をカレンダー登録済み
  • ☐ 保護者と「合格したら入学する」ことを確認済み(専願のため)

よくある質問

Q. 評定平均はどのくらい必要?
A. 学部・年度により要件が異なります。最新の学生募集要項での確認が必須ですが、「評定が足りないから即アウト」と自己判断する前に、要項の出願資格を実際に読むことをおすすめします(読まずに諦める人が本当に多いです)。

Q. II期とIII期は両方受けられる?
A. II期で不合格の場合、III期に再挑戦することは可能です。II期→III期→前期と最大3回のチャンスを設計できます。

Q. 塾なしでも対策できる?
A. 学力面は独学でも可能です。ただし面接と書類は一人での客観視が構造的に難しく、第三者の壁打ち相手(学校の先生でも塾でも)は必須と考えてください。

Q. 面接ではなにを聞かれる?
A. 上の頻出リスト10問が中心です。提出書類に基づく深掘りが基本なので、「書いたことを自分の言葉で説明し直せるか」がすべてです。

Q. 高2ですが今できることは?
A. 評定の維持と共テ型の基礎固め、そして志望理由の「ネタ集め」です。オープンキャンパスや研究室のウェブサイトのメモが1年後に効きます。

Q. AOで入った人は入学後についていける?
A. 東北大は「AOと一般で差をつけない・学力重視」を明言している大学で、AO合格者も学力選抜を通っています。入試方式による入学後の扱いの差もありません。

スタディコーチ仙台校について

ここまでの内容を無料で全部書くのには理由があります。スタディコーチ仙台校には現役の東北大生スタッフが毎日校舎に常駐しているからです。学習計画は全国トップ大の専属コーチが毎週設計し、日々の実行を東北大生スタッフが校舎で支えます。仙台校の生徒は、志望理由書の壁打ちや面接練習を含む受験の疑問を、東北大の「中の人」にいつでも相談できます。

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※入試情報・倍率データは執筆時点の公表資料に基づきます。出願にあたっては必ず東北大学の最新の入学者選抜要項・学生募集要項をご確認ください。

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