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2022年04月25日 studycoach-official 東大生の勉強ブログ

【東大式】共通テスト世界史の過去問分析&対策2022

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【東大式】 共通テスト世界史の 過去問分析&対策2022

みなさん、世界史に自信はありますか?

 

「そもそも共通テストの科目選択に悩んでいる」「点数がなかなか上がらない」

という方のために、今回は世界史で高得点を取るための「東大式」世界史の勉強法をご説明します。

 

この分析結果とポイントを抑えて実践できれば、共通テストで9割以上を狙うことも不可能ではありません!

 

そもそも共通テストとは?

さて、分析と対策をお話しする前に、まずは「共通テストとは何か?」を一緒に確認しておきましょう。

 

共通テストとは、「センター試験」の代わりに2020年度から行われるようになったテストのことです。論理的な思考力や実践力を図るために、センター試験の頃にはみられなかった変則的な問題も多く出題されるようになりました。そのため、しっかりと傾向を把握して対策できるかが合否を分けることになります。

世界史の科目の特徴は?

世界史の特徴は主に4つあります。

 

i, 知識系の問題が占める割合が多い

用語や年代などの知識を問う問題がよく出題されます。そのため、努力した分が試験の結果に繋がりやすく、得点が安定しやすいと言われています。

 

ii, 暗記量がとにかく多い!

受験世界史は、一般的に覚える用語が約5000語あると言われています。これは日本史の約1.4倍に相当します。そのため、試験前に一夜漬けするような勉強法では、得点が不安定になってしまいます。

 

iii, 縦の軸(時系列)と横の軸(同じ時代に違う地域で何が起こっているのか)の両方の把握が必要

 

世界史AとBの違い

共通テスト世界史には、「世界史A」「世界史B」の2つが存在しています。

まずはこの2つの違いを説明していきます。

 

世界史AとBの違いは、主に以下の3つです。

i, 範囲の広さ

世界史Aは、現代から大航海時代までを扱っています。世界史Bの方が範囲が広く、古代から現代まで歴史の流れに沿いながら学習していきます。

 

ii, 高校授業での扱いの違い

普通科高校の授業では一般に、世界史Bを扱います。したがって、世界史Aを選択する場合は独学で理解を深めていく必要があるわけです。

 

iii, 受験科目としての違い

受験する上で最も注意が必要なのが、受験科目としての違いです。世界史Aは受験科目として使えない大学が多い点に注意しましょう。世界史を選択するほとんどの受験生が、世界史Aでなく世界史Bを選択しています。

 

以上の違いから、基本的には世界史Bを選択することをオススメします!

世界史AとBの違いを確認したところで、次は各科目の傾向を把握していきましょう!

 

共通テスト世界史Aの特徴

過去の2年間では、共に大問全5題で、全ての問題が必答問題になっています。センター試験は大問4題だったため、センター試験からは大きく傾向が変わりました。

 

世界史Aの問題構成は、2021年〜2022年で以下のようになっています。

 

【2022年】

  • 第1問 社会に対する訴えの手段としての図像(27点)
  • 第2問 大航海時代・ローマ法の歴史(16点)
  • 第3問 世界市場の帝国とそれを取り巻く情勢(16点)
  • 第4問 人の移動の歴史(16点)
  • 第5問 世界史上の民主化の動き(16点)

 

【2021年第1日程】

  • 第1問 国際関係・国際貿易(19点) 
  • 第2問 世界市場の人物や事件を扱った映画・絵画(18点)
  • 第3問 世界史上の君主(27点)
  • 第4問 世界史上の出来事の記録(18点)
  • 第5問 民族間の対立関係や民族独立運動(18点)

 

世界史Aの浅く広い特徴はセンター試験と共通テストで同じです。また、試験時間もセンター試験・共通テスト共に60分です。配点もセンター試験と変わらず100点になっています。

一方で、センター試験では大問数が4つだったのに対し、共通テストでは5つになっています。そのため、センター試験では大問1つにつき25点前後、共通テストでは20点前後の配点があります。

 

共通テスト全科目の傾向と同じく、資料や絵画の背景から読解する「思考力を問う問題」が多く出題されました。

 

共通テスト世界史Bの特徴

過去の2年間では、共に大問全5題で、全ての問題が必答問題になっています。センター試験は大問4題だったため、世界史Aと同じくセンター試験からは大きく傾向が変わりました。

 

世界史Aの問題構成は、2021年〜2022年で以下のようになっています。

【2022年】

  • 第1問 学者・知識人(27点)
  • 第2問 ある出来事の当事者や観察者による発言及び記録(15点)
  • 第3問 人々の交流や社会の変化(24点)
  • 第4問 歴史評価の多様性(17点)
  • 第5問 世界史上の墓や廟(17点)

 

【2021年第1日程】

  • 第1問 資料と世界史上の出来事との関係(15点) 
  • 第2問 世界史の中の貨幣(18点)
  • 第3問 文学者やジャーナリストの作品(24点)
  • 第4問 国家や官僚の文書(26点)
  • 第5問 旅と歴史(17点)

 

試験時間はセンター試験・共通テスト共に60分です。配点もセンター試験と変わらず100点になっています。一方で、センター試験では大問数が4つだったのに対し、共通テストでは5つになっています。そのため、センター試験では大問1つにつき25点前後、共通テストでは20点前後の配点があります。

 

共通テスト全科目の傾向と同じく、資料を読解しながら世界史全体の知識を連動させるような「思考力を問う問題」が多く出題されました。「思考力を問う問題」自体は従来に比べ難しいですが、実は設問数自体が2問減少しているため、難易度としては大きく変動していません。

 

【東大式】共通テスト世界史の攻略法

 

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こちらの投稿では、studycoach(スタディコーチ)の猪俣大輝をはじめとした現役東大生が、共通テストで9割得点するためのポイントを簡潔に説明しています。

 

本記事ではこちらを踏まえて、共通テストの勉強を進める上で重要となるポイントを3つ解説していきます!しっかり読んで、日々の勉強に活用していきましょう!!

 

東大式①:設問タイプごとに対策を分けよう

 

A・B共通して、いくつかの設問タイプに分けることができます。

 

i, 資料読み取り

共通テストでは、地図やグラフの読み取り問題が出題されます。

 

グラフや統計資料が出題される問題は、それぞれの時代の背景と主要な出来事を覚えておけば答えられるようになっています。このような大まかな流れは教科書よりも資料集の方がわかりやすく記述されていることが多いので、勉強する際には資料集を使って時代の縦の流れを掴めるようにしましょう。

 

地図問題で得点するには、出てくる地名について、その名前だけではなく場所も把握しておくことが重要です。これを直前期にコツコツやっていくのは大変なので、定期テスト対策時にしっかり地名と場所をセットで頭に入れておくようにしましょう。学校で配られた資料集や地図帳を使い、地名にマーカーを引いて頻繁に目を通すようにするのがおすすめです。

 

ii, 年代配列

年代配列問題の対策には、歴史の縦の流れを因果関係で覚えることがおすすめです。その時代の大まかな流れを捉えたあと、その時代のビッグイベントに関連づけて細かい内容を覚える、という方法で普段の勉強を進めていくと、世界史の因果関係を掴みやすくなりますよ。資料集の年表にも目を通しておくと良いでしょう。

 

iii, 特定テーマに関する問題

たとえば、「大航海時代のヨーロッパとアジア」など、あるテーマに沿って地域横断的に問う問題が共通テストに出題されることが予想されます。このような問題に対処するには、歴史の横の軸を意識することが重要です。同じ時代に他の地域ではどのようなことが起こっていたのか、ある宗教や文化的産物が、地域を超えてどのように広がっていったのかを意識して勉強するようにしてください。資料集や参考書には、このような特定のテーマに関する特集が組まれていることもあるので、そのページにも目を通してみてくださいね。

 

東大式②:時期ごとに最適な勉強法を選ぶ

世界史の勉強は、大きく分けて初学時・インプット期・演習期の3ステップで進めることになります。知識量が多い世界史では、つまずかないようにそれぞれ最適な勉強法を選ぶことが重要です。それでは、解説を進めていきます!

 

(1)初学時(〜高3の8月)

 

この時期は、まだ授業で世界史の範囲をさらっている時を指します。この時期は、教科書を最大限活用して学習しましょう。

 

特に共通テストで増加した「思考系」の問題への対応力をつけるため、コラムや写真・図・表にもしっかり目を通しておくことが重要です。余裕がある人は、教科書だけでなく参考書等でできる限り多くの写真・図・表に触れておくことが得点アップの鍵となります。

 

東大式①で確認した設問を意識し、「こういう形で問題に出そうだな」とイメージしながら学習を進められると最適です。

 

(2)インプット期(〜高3の11月)

 

この時期は、授業で範囲をある程度さらい終わり、共通テストの問題演習を見据えた勉強をする時期です。共通テストの形式も見据えてインプットを行っていきましょう。

 

この時期の鍵はインプットだけに偏らないようにすることです。一問一答形式の問題で、知識を少しずつアウトプットしながら知識を身につけていきましょう。また、世界史の時代の流れを確認するために、資料集の年表を使って暗記を進めていくのもおすすめです。

(3)演習期(〜高3の1月)

 

この時期は、本番を意識して学習を進めましょう。以下のような本番のコツを意識して過去問演習をしていくことをお勧めします。

 

【本番のコツ】

i, 解答に時間がかかりそうな問題は後回しにする

共通テストでは思考力を問う問題が多くなっているので、資料や文章の読み取りなど、答えるのに時間を要する問題があります。そのような問題では一度熟考するとあっという間に時間をロスしてしまうので、図版問題などの基礎知識と視覚的判断で解ける問題から先に解くことをお勧めします。

 

ii, 消去法を用いて問題を解く

共通テストは思考力や類推力を問う問題が中心となり、必然的に選択肢の数も多くなります。そのため、正解を一発で突き止めようとせず、消去法を用いて慎重に吟味することをお勧めします。選択肢の短文1つ1つの正誤を判定し、慎重に吟味しましょう。

 

iii, 年代配列問題は必ずしも年号を覚えなくても解ける

共通テストでは、その時代を特徴づける歴史用語がキーワードとして問題文中に散りばめられていることが多いです。これを手がかりに時代や時期を推定していけば、年号を正確に覚えていなくても年代配列問題を解くことができます。

 

「過去問としてセンター世界史は使えるか?」という質問が時々あります。結論を言うと、過去問としてセンター試験の問題を使うことはできます。ただし、時間配分の練習や新しい「思考系」問題への対応を進めるために、共通テスト形式の模試問題をしっかり活用することが大切です。

 

東大式③:コスパ良く縦横の流れを押さえる

 

「【東大式】世界史の勉強法!安定して高得点を取るには?」の記事でも紹介していますが、勉強を効率よく進め得点するには、

  1. 流れ&各時代のメインを押さえる
  2. バランス・関係性を意識して暗記を進める
  3. 縦の流れを、横の糸で繋ぐ

この3点が非常に重要となります。

 

まずは各時代のビッグイベントを押さえる。そして、それらと関連づけて細かい事項を覚えていく。最後に縦横に知識を紐付け、関連づけて実践レベルに引き上げるという3ステップを意識して勉強を進めると、共通テストはもちろん二次試験にも使える知識や思考力が身に付きます。

 

記事内ではさらに詳しくポイントを解説しているので、時間があるときは必ず覗いておきましょう!

 

まとめ

 

世界史は、暗記の比率が多いからこそ、努力で高得点をとりやすい科目でもあります。東大式で、共通テスト9割以上を目指しましょう!

 

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ライター情報

K・T

東大教養学部3年。英語・国語・世界史・日本史など、いわゆる「文系科目」全般が得意でした。世界史は1つの物語でもあると思っています。みなさんに楽しんで学んでもらえると嬉しいです!

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