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2022年05月03日 studycoach-official 東大生の勉強ブログ

【東大式】共通テスト日本史ABの違いとオススメ対策2022

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【東大式】共通テスト日本史ABの違いとオススメ対策2022

みなさん、日本史に自信がありますか?

 

「そもそも共通テストの科目選択に悩んでいる」「日本史の暗記がなかなか進まず、点数に繋がらない」という方のために、今回は共通テスト日本史で高得点を取るための、「東大式」日本史の勉強法を説明します!

 

この記事でご紹介するポイントを押さえて実践できれば、共通テストで9割以上を狙うことも不可能ではありません!

 

そもそも共通テストとは?

分析と対策をお話しする前に、まずは「共通テストとは何か?」を一緒に確認しておきましょう。

 

共通テストとは、センター試験の代わりに2020年度から行われるようになったテストのことです。より論理的な思考力や実践力を測るために、センター試験の頃には見られなかった変則的な問題も多く出題されるようになったのが特徴です。そのため、しっかりと傾向を把握して対策できるかが合否を分けることになります。

 

日本史の科目の特徴は?

まず、共通テスト日本史の科目としての特徴をみていきましょう。

 

i, 暗記の比率

共通テスト日本史では、一般的に覚えなければならない用語が3000語を超えると言われています。そのため、勉強時間の大半は暗記に充てることになります。

 

ii, マスターまでの所要時間

上で見たように、日本史は暗記の比率がとても大きい科目です。暗記の比率が小さい地理や倫理政経と比べると、高得点を取れるようになるためには時間がかかってしまいます。

 

iii, 得点のしやすさ

一方で、応用問題の多い地理や倫理政経と比べると、知識をそのまま聞く問題も多く出されます。そのため一度暗記をしっかりと行えば、安定して高得点を狙うことができます!

 

iv, 問われるポイント

共通テストでは、「基礎知識が覚えられているか」というポイントの他にも、「歴史の流れが把握できているか」や「資料やグラフを読み解くことができるか」といったポイントが問われることになります。

 

日本史Aと日本史Bの違い

共通テストには、「日本史A」「日本史B」の2つが存在しています。まずはこの2つの違いを説明していきます。

AとBの違いは主に以下の3つです!

  • 範囲の広さ
  • 高校授業での扱いの違い
  • 受験科目としての違い

 

・範囲の広さ

Aは近現代だけが対象です。Bの方が範囲が広く、原始時代から現代まで、歴史の流れに沿いながら学習していきます。

 

・高校授業での扱いの違い

普通科高校の授業では、一般に日本史Bを扱います。従って、Aを選択する場合、ほとんどの方は独学で理解を深めていく必要があるわけです。

 

・受験科目としての違い

受験する上で最も注意が必要なのが、受験科目としての違いです。日本史Aは受験科目として使えない大学が多く、ほとんどの学生がAでなくBを選択しています。Aの方が平均点が低い傾向がありますが、それは「Aの方が難しいから」というよりは、比較的偏差値の低い層が「Aを選択するから」と考えられます。

 

以上の違いから、基本的には日本史Bを選択することをオススメします!

さて、AとBの違いを確認したところで、次は各科目の傾向を把握していきましょう!

 

共通テスト日本史Aの特徴

日本史Aは試験時間60分、100点満点のテストになっています。

問題構成と配点は、2021年〜2022年で以下の通りです。

 

【2021年】

  • 第1問 家族の会話と手紙(22点)
  • 第2問 近代の女性(12点)
  • 第3問 国内政治と外交の歴史(22点)
  • 第4問 第二時世界大戦後の民主化政策(22点)
  • 第5問 社会福祉・社会保障と国内外の動き(22点)

 

【2022年】

  • 第1問 遺品整理の際の履歴書とパンフレット(22点)
  • 第2問 幕末・明治期の日本とハワイ(12点)
  • 第3問 明治後期から昭和初期にかけての社会と生活(22点)
  • 第4問 鉄道の歴史とその役割(22点)
  • 第5問 昭和期の政党政治と社会(22点)

 

過去の2年間では、共に大問全5題で全ての問題が必答問題でした。センター試験から大問数・マーク数ともに変化していません。

 

一方で問題の種類を見ると、空欄補充問題が減って、資料の読み取り問題が増えています。したがって、単純な語句暗記では解けず、理解重視の傾向が強まっています。

 

また例年通り、働き方改革や女性の社会進出といった時事問題と絡めた出題が各年でされています。

 

共通テスト日本史Bの特徴

日本史Bは試験時間60分、100点満点のテストになっています。

問題構成と配点は、2021年〜2022年で以下の通りです。

 

【2021年】

  • 第1問 貨幣の歴史(18点)
  • 第2問 文字使用の歴史(16点)
  • 第3問 中世の都市と地方との関係(16点)
  • 第4問 近世社会の儀式や儀礼(16点)
  • 第5問 近代の女性(12点)
  • 第6問 第二時世界大戦後の民主化政策(22点)

 

【2022年】

  • 第1問 姓と苗字(18点)
  • 第2問 古代の法整備と遣隋使、遣唐使(16点)
  • 第3問 中世の海と人々(16点)
  • 第4問 近世の身分と社会(16点)
  • 第5問 幕末・明治期の日本とハワイ(12点)
  • 第6問 鉄道の歴史とその役割(22点)

 

過去の2年間では、共に大問全6題で、全ての問題が必答問題でした。センター試験から大問数は変化していませんが、マーク数は4つ減りました。

 

一方で、難易度はあまり変化していません。これは、グラフや史料を読解する思考力を問う問題が多く出題され、一問一問が少し難しくなったためと言えるでしょう。また、それに伴い文章量も増加しています。

 

最新の2022年では、さらに個々の問題が難しくなり、大幅に難化しました。

 

【東大式】共通テスト日本史の攻略法

 

共通テストにおける特徴を押さえたところで、次に具体的な日本史ABの攻略方法を紹介いたします!

 

日本史のように知識系の問題の比率が高い科目は、日々の地道な努力が必要な分、その努力が報われやすい科目でもあります。より良い勉強法でコスパ良く成績を上げ、共通テストで9割以上を目指しましょう。

 

今回は、受験勉強を進める上でのポイントを3つに絞ったので、今日から実践してみてください!

 

東大式 ①:設問タイプごとに対策を分けよう

日本史ABは、共通していくつかの設問タイプに分けることができます。

i, 知識問題

知識問題には、「空欄に用語や文章を埋める問題」や「ある語句の内容や、関連する出来事の原因や結果を聞く問題」があります。

 

どちらも単に語句を覚えているだけでは解けません。教科書を繰り返し読むことで文脈の中で語句を覚えたり、1つの語句から関連する出来事を思い出す練習をしたりすることで対策しましょう!

 

ii, 資料読み取り

「資料の読み取り問題」は、与えられたグラフや資料から情報を読み取って答える問題で、共通テストで大幅に出題が増えた問題形式です。

 

ポイントは「資料がいつの時代のものかを把握すること」「重要語句を見つけ出すこと」です。最低限の背景知識があればその場で解けるものが多いのが特徴ですが、ある程度は訓練が必要なので、日頃から資料や図にも目を通すようにしましょう!

 

iii, 年代配列

いくつかの出来事を起きた順に並べる年代配列の問題も出題されます。

 

1つ1つの年号を覚えていれば確実ですが、特に割ける時間の少ない理系生などにとってはあまり現実的ではありません。

 

そんな時は、出来事の順序を「因果関係」で把握することによって暗記の負担を減らしてあげましょう。もちろん大まかに「〇〇時代の出来事だ」と覚えておくことは非常に重要です。

 

iv, 特定テーマに関する問題

共通テストではセンター試験の頃から一貫して、「音楽と歴史の関係」や「オリンピック」のような特定のテーマに関する大問が出題されます。

 

1つ1つの問題は、これまで紹介した3つの問題と同じように解くことができますが、勉強の段階では、1つのテーマが時代の流れに沿ってどのように変化していったかを調べてみると、より深い理解と記憶につながります。

 

 

東大式②:時期ごとに最適な勉強法を選ぶ

日本史の勉強は、大きく分けて初学時・インプット期・演習期3ステップで進めることになります。

 

知識量が多い日本史では少し遅れるだけで最終的な得点が大きく変化し得ます。それぞれ最適な勉強法を選ぶことが重要です。

 

それでは、解説を見ていきましょう!

(1)初学時(〜高3の8月)

まずは、学校の授業に沿って歴史の全体的な流れを把握します。

 

共通テストは教科書が主な出題範囲になっているため、まずは教科書を最大限活用して勉強しましょう。

 

特に共通テストで増加した「思考系」の問題への対応力をつけるためには、コラムや写真・図・表にもしっかり目を通しておくことが重要です。余裕がある人は教科書だけでなく、資料集等できるだけ多くの写真・図・表に触れておくことが得点アップの鍵になります。

 

東大式①で確認した設問を意識し、「こういう形で問題に出そうだな」とイメージしながら学習を進められると最高です。

 

(2)インプット期(〜高3の11月)

一通り時代の流れが掴めたら、次は共通テストの演習を見据えた形でインプットしていきます。

 

この時期のポイントは、インプットだけに偏らないようにすることです。一問一答形式の問題で、覚えたことを少しずつアウトプットしながら知識を身につけていきましょう!

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またこちらの投稿では、スタディコーチ(studycoach)の猪俣大輝が日本史年号の暗記法を実践的に紹介しています。自分にとってしっくりくる語呂合わせを探し、楽しんで暗記を進めましょう!

 

(3)演習期(〜高3の1月)

インプットが終了したら、いよいよ問題演習に移っていきます。

 

この時期の演習は、本番を意識して行うことが大切です。具体的には、以下のような本番のコツを実践しながら演習を行うことをお勧めします。

 

i, 時間配分を意識して解く

共通テストは、センター試験に比べて資料を読み取る問題が増え、その結果分量も多く、より時間がかかるようになっています。

 

大問ごとにかけられる時間をあらかじめ決めておくほか、なかなか答えの出ない問題に直面した時も、焦らず一旦飛ばすなどして時間のロスを減らすようにしましょう。

 

ii, 歴史用語のない問題も出題される

共通テストでは、あえて歴史用語や年号を出さないことによって、思考力や類推力を試すような問題が出ることがあります。

 

このような問題が出てきた時は、文章や資料によく目を通して、「いつ」「誰の」「どの出来事」についての問題であるかを意識して解くようにしましょう。

 

iii, 消去法も積極的に使う

もちろん勉強の段階では、知識の抜け落ちがないように勉強しますが、テスト本番では覚えていない用語や出来事が出てくることもしばしばあります。

 

このような時でもわかっている知識を総動員して、他の選択肢を潰していく事で貪欲に正解の選択肢を探していきましょう。

 

iv, 2択で迷った時のどう対処するか

特に正誤判定問題では、全て正しいように思えたり、逆に全て間違ってるように思ったりして、なかなか選べない時があります。

 

そのような時は、少し時間を置いて見直してみてその時直感的に正しいと思った選択肢を選ぶようにしましょう。

 

「過去問としてセンター試験は使えるか? 」という質問をいただくことがあります。結論としては、センター試験の過去問は演習に十分使えます。ただし、時間配分の練習や新しい「思考系」問題への対応を進めるためには、模試をしっかり活用することが重要になります。

 

東大式③:コスパ良く縦横の流れを押さえる

歴史を理解し、演習問題で得点できるようになるには、

  1. 流れ&各時代のメインを押さえる
  2. バランス・関係性を意識して暗記を進める
  3. 縦の流れを、横の糸で繋ぐ

この3点が非常に重要となります。

 

具体的には、まず時代ごとにキーパーソンメインイベント(出来事)を押さえます。次にそのメインイベント・キーパーソンとの関係性を整理しながら各時代の理解を深め、そして最後に文化や地域ごとの軸で「縦の知識を横に繋ぐ」ことを意識しましょう!

 

この勉強法で進めることで、テスト本番でも忘れにくく、柔軟な力を養うことができます!

 

まとめ

今回は「東大式」共通テスト日本史の勉強法をお伝えしてきました。

まとめると、重要なのは

  1. 設問ごとに適切な対策をする
  2. 時期ごとに適切な勉強法を選ぶ
  3. コスパ良く縦横の流れを押さえる

ことでした!

 

日本史は、暗記の比率が多いからこそ、努力で高得点をとりやすい科目でもあります!東大式で、共通テスト9割以上を目指しましょう!

 

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ライター情報

Y・K

東大工学部3年。高3の5月まで運動部に所属していたため、時間のない中での受験勉強でした。みなさんには、忙しい日々の中でも着実に力をつける勉強法をお伝えしていこうと思います!

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