目次
東京大学文科3類の私が、いつから過去問を解き始めれば良いのかを説明します!
これから過去問に手をつける前に、必ず確認しておいてください。
まずは共通テストがどのようなものかを把握するという意味で、高2冬から高3春あたりの間に一年分やってみると良いです。
目標点に近づくための基礎力が身についてから、試験本番への慣れを目的に過去問を活用していきます。
11月または12月あたりを目処に本格的に過去問演習を始めましょう!
大まかな目安としては夏休み後半から取り掛かるのがオススメです。
過去問の効果を最大限に発揮するために、実力が伴ってから過去問を使い始めましょう!
とはいえ二次試験の問題は難しいので、いくら基礎力を養成していても演習をする中で足りない部分に気づくことが多いはずです。
足りない部分に対応する時間が十分に取れるよう、直前期ではなく夏頃に開始できると良いでしょう。
受ける試験や大学によって解くべき過去問の年数は異なります。以下を参考にしてください!
少なくとも5〜10年分は取り組むようにしましょう。
出題形式やスピード感に慣れるためにも新課程対応の2015年以降の問題をなるべく多く解くことをオススメします!
10年分を目安にしてください。年数が浅く過去問があまり無い場合は、入手できる年数分全てを解きましょう!
難易度や出題傾向の似ている他大学の過去問も余裕があれば取り組んでみると良いです。
25ヵ年シリーズの赤本・青本が出ている難関校の場合、なかなか大変ですが25年分を目標にしましょう。
出題傾向や典型問題など押さえておきたい知識を入れたうえで、それら知識の応用に慣れていく必要があります。
2〜3年分を目安にするのがオススメです!合格するためには十分に傾向を掴み、対策できるだけの過去問演習が必要です。
しかし第一志望校の対策が疎かになってしまっては本末転倒なので必要最低限に留めておきましょう。
過去問演習のNGパターンとしては、
過去問演習を通じて、志望校の出題傾向や対策・自分と合格までの距離を知ることができます。
過去問はとても重要なので、無駄使いないように気を付けましょう!
どのように活用したら過去問を最大限に利用することができるのかを解説していきます!
過去問は入試に向けた最高の練習問題です。
よって、貴重な過去問を基礎力がないままに使ってしまうのはもったいないのです。
問題集や単語帳、教科書による勉強で基礎力をつけ、過去問を100%活用できる力を養ってから解き始めましょう!
解き始める目安としては、夏休後半ぐらいがオススメです。
夏休みを過ぎると模試が毎週のように開催されます。
模試のスケジュールを考慮しつつ、過去問演習の予定を組んでいくと良いでしょう。
過去何年分に手をつけるか次第ですが、ひとまず毎月2年分以上のペースで進めることが望ましいです。
時間制限をつけて解くことが重要です。
きっちりと試験本番と同じ時間をとり、邪魔されないように友人や家族には声をかけておきましょう。
また可能なら本番と同じ時間割で1年分に取り組めると最高です。
本番と同じような状況で解くことで
朝が早すぎて、1科目目で頭が回っていなかった。もっと寝ておいた方が良いな
最後の科目になると集中力が切れてしまうので、昼にリフレッシュした方が良いな
といった気づきが得られます
過去問と同じくらい良質な問題を解く機会は、模試・過去問くらいしかありません!
さて、解き終わったらしっかりと復習をしましょう!
過去問を解いたら丸付けをして満足では、過去問を100%%活用できたとは言えません。
過去問を解いていると分かりますが、暗記科目以外は、過去問と同じ考え方を使う問題が出題されることが多いです。
特に記述問題では、採点する先生次第で模範解答がはっきり分かれることもありえます。
過去問の復習を通してしっかりと傾向を分析・対策しましょう
過去問といえば赤本と青本がメジャーですが、この2つにはどのような違いがあるかご存じでしょうか。
自分の学習スタイルや志望校を踏まえて、より自分に合っている方を選択してください!
【大きく異なる対応大学の範囲】
赤本と青本の最も大きな違いは対応大学の範囲にあります。
赤本はおよそ全大学を網羅しているのに対し、青本は旧帝国大学や早慶など有名難関大学に限られています。
また収録年数は赤本の方が多い傾向にあります。
【簡潔明瞭な赤本&詳細解説の青本】
赤本の解答解説は非常に簡潔で関連知識の紹介が基本的にありません。
また赤本は問題に対する解答プロセスが一目瞭然です。
一方、青本の解説は関連内容にまで飛んでいて詳しいです。
青本は情報量が多くなっており、長々となされる説明の要旨を自分で掴む必要があります。
受験する大学が青本に対応している場合は解説が詳しく情報量の多い青本がオススメです!
過去問に取り掛かる時期にスムーズに演習を始められるように、4つの方法で過去問を入手しましょう!
ネットや書店で、赤本・青本を購入することができます。
第一志望校の過去問はぜひ最新版を購入し、出題傾向の変化などに対応しておきましょう!
年数が足りない・古い年度ものが必要な場合は、フリマアプリなどで探してみてください
試験直前になると人気の過去問は店頭にないことがありますので、早めの購入をおすすめします!
共通テストの過去問は大学入試センターが過去3年分を公開しています。
解答は載っていますが解説はありませんので注意してください!
また他にも過去問をダウンロードできるサイトは複数存在しますが、有料の会員登録の必要なサイトもあります。
デジタルのままだと取り組みにくい・印刷するのも手間なので、あまりオススメしません。
受験生の多くはこちらのサイトをよく利用しています ↓
学校や塾に志望校の赤本や青本が置かれている場合、コピーすることで過去問を手に入れられます。
しかしダウンロードする場合と同様に、かなりの枚数を印刷することになるので手間がかかってしまいます。
受験が終了した先輩や兄姉に志望校の過去問を譲ってもらう方法があります。
受験年度が離れていない場合にはありがたいですが、書き込みなどには注意する必要があります。
受験生の皆さんは以下の3つを意識してみてください!
基礎力をしっかりと身につけてから過去問演習を始める
時間制限をつける
復習を丁寧にする
こちらもチェック↓
大学受験の勉強法 何から始める?効率的に勉強を進めるコツ!
また過去問の活用法や基礎力のつけ方などを含め、自分の勉強法や勉強計画に不安がある方がいれば、スタディコーチの無料相談会に是非ご参加ください!!
<ライター情報>
古橋慧士
海陽中等教育学校 卒業
東京大学文科三類 所属経歴
中高6年間を全寮制の学校で過ごす。
サッカー部に所属しながら学業に励み、高校時代には全国統一高校生テスト決勝に進出。2020年東京大学入試では、文科三類に首席で合格。
またスタディコーチ(studycoach)の公式LINEアカウントでは、受験や勉強にお得な情報を発信中です! 各種イベント・お得なキャンペーンのお知らせを受け取ることもできるので、ぜひ友達登録よろしくお願いします!
今回の記事の執筆者は、スタディコーチ(studycoach)でコーチも実際に務めています!
スタディコーチ(studycoach)は現役東大生・早慶生のみが質の高い授業を行っており、高い指導実績と満足度を誇る個別指導塾です!
スタディコーチの生徒のなかには
「共通テストの点数が高2で540/900だったのが、高3で742/900を達成した人」
「週5回、都大会ベスト16まで進んだバスケ部の練習と勉強を両立することができた人」
など様々な生徒が受験に合格しています!
今あなたがどのような状況にあっても、志望校合格を諦めないでください!
スタディコーチについてもっと知りたい方は、TOPページをご覧ください!TOPページを覗く