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こんにちは、文科3類1年生の古橋慧士です。
今回は英語の勉強法についてお書きしたいと思います。
<プロフィール>
古橋慧士
海陽中等教育学校 卒業
東京大学文科三類
経歴
中高6年間を全寮制の学校で過ごす。サッカー部に所属しながら学業に励み、高校時代には全国統一高校生テスト決勝に進出。2020年東京大学入試では、文科三類に首席で合格。
僕が英語の勉強で一番大事だと思うことは、英語を英語のまま理解することです。
英語を英語のまま理解する、というと文法を無視してネイティブのように英語を理解する、という風に捉えられがちです。
しかし、僕はそのようには考えていません。むしろ、文法をきっちりと学習するからこそ、英語を英語のまま捉えることができるのです。
以下、僕が英語を英語のまま捉えるために重要だと考えていることを2点お伝えしたいと思います。
一つ目は英文を前からの順番で読むことです。例えば以下の簡単な例文を見てみましょう。
I have a pen which you gave me.
これを日本語に訳すと、「私はあなたがくれたペンをもっています」となります。
しかし、英語の順番のままで訳そうとすると、「私はペンを持っている、そのペンはあなたがくれた物だ」という風になります。
日本語に訳せ、という問題があれば1つ目のような文章で答える必要がありますが、実際にこの読み方をしていると順番を変えながら読まないといけなくなります。そこで、英文を読むときには前からの流れ、つまり2つ目のようなイメージ読むことできれば効率的に英文を読むことができます。
これを正確に行おうとすると、英文の構造を捉えることが必要となります。英文の意味がどこで区切れているのか、というのを把握しなければ、前から順番に読んだところで混乱してしまうからです。
よって、まずはで文法をしっかりと勉強したうえで、英文を読むときには前から順番に頭に入れていく練習をすることが英文読解上達の近道だと思います。
二つ目は単語をイメージで捉えることです。
単語を覚える、というとその単語の訳語を覚えることのように思っている人が多いですが、それでは英文をうまく理解することはできません。
例えば、先ほどの例文で出てきた “have”はもし日本語の訳を当てはめようとすれば、「持っている」となりますが、これは実際に手に持っていることではなく、所有していることを示しています。逆に「手に持っている」という意味を示したければ、 “hold”という言葉が必要となります。このように、日本語と英語を1対1で対応させようとすると不都合が生じてしまいます。
そこで、単語をイメージで捉える必要が出てきます。例えば、 “have”であれば、何かを所有しているイメージです。“have”のような簡単な単語だと多くの人がこのようなイメージを作ることができますが、難しい単語になると訳語を暗記して終わらせてしまう人も多いです。
このようにイメージで単語を捉えることができると、英文の意味をとりやすくなるだけでなく、日本語への置き換え作業が減るので、英文を早く読むことができるようになります。
よって、単語を覚える際には、単語をイメージで捉えることが重要だといえます。単語帳などで暗記を行う際には、始めは訳語を覚えることが必要ですが、それで満足せず、文章で単語に触れる中で、単語のイメージを捉えるという練習をすると、英文読解がスムーズにできるようになるでしょう。
以上が僕の考える英語の勉強のポイントです。
皆さんは是非、①英文を英語の順番で読むこと、②単語をイメージでとること、を意識して勉強してみてください!
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