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2023年03月30日 studycoach-school 東大生の勉強ブログ

テスト対策から中学受験まで!【東大式】算数の勉強法

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テスト対策から中学受験まで!【東大式】算数の勉強法

こんにちは、スタディコーチライターのK.T(東大教養学部3年)です。

高学年になると、算数の単元も難しくなり、中学受験も本格化してきます。

「同じ問題で何度も間違えてしまう」「問題集をいくらこなしてもミスが減らない」という悩みを持っている方もいるのではないでしょうか。

算数の点数が伸びない理由は、センスではなく「勉強の仕方」にあります。勉強方法を変えるだけで成績が急上昇していく子もいます。そこで今回は、算数の苦手を克服するための勉強方法を4つお伝えします。

 

算数が苦手になる原因は?

算数が苦手になってしまう要因は主に4つあります。お子さんの苦手の要因には何が当てはまるのかを確認しながら目を通してみてください。

  • 公式を覚えられていない

算数が苦手なお子さんには、算数の公式を十分に頭に入れられていない場合もあります。特に「割合」や「速さ」など、特定の公式が必要になる分野でつまずくお子さんが多いです。

  • 計算問題を正確に解くことができない

計算ミスはどの年代にも共通するミスです。解き方は分かっているけどどうしても計算する時にミスしてしまうため、テストで間違いが多くなってしまうのでしょう

  • 文章問題を読解することができない

計算問題はできるけど文章問題になると途端に解き方がわからなくなるという場合もあります。これは文章を読解する力が不足しているため、何が条件なのか、何を問われているのかが判別できていないことに原因があります。

  • 苦手の積み残し

算数は前に習ったことを踏まえて次の単元の内容が進んでいく場合が多く、一度躓くとそれ以降の学習内容がわからなくなってしまうことが多いです。

 

算数の苦手を攻略する勉強法4選

特に小学校高学年になると算数が苦手になるお子さんが多いです。そこで、先述の苦手の原因を踏まえて、苦手を克服できるような勉強法を4つに厳選してお伝えします。

①復習中心に勉強する

家庭学習の場合は、予習よりも復習に重きを置くのがベストです。算数の新しい単元を勉強する際には公式や新しい概念などを頭に入れなければいけないので、塾や学校などの教師に教わった方が効率がいいからです。授業で習ったことをもとに宿題や参考書で問題を解いて、理解できなかったところやわからないところを次回の授業で質問する、というサイクルが作れると良いでしょう。さらに、一度取り組んでみて解けなかった問題には付箋などで印をつけておき、数日おきに解き直してみるとさらに学習効果があります。

②計算問題を毎日解く

テストで点数を取るためには、計算の正確性はもちろん計算の速さも重要です。正確性と速さを身につけるためには、とにかく計算問題に慣れておくことが重要です。簡単な問題でも良いので、毎日5問程度計算問題に取り組むようにしましょう。さらに、計算の正確性と速度を向上させるためには、「よく使う数字の掛け算」を暗記しておくことも有効です。例えば「25×4=100」「125×4=500」や、九九の11以降(11〜15くらいまで)は覚えておくと計算速度をかなり上げることができます。

③文章問題の解読方法を身につける

特に中学受験では、問題文だけで数行ある文章問題が出題されることが多いです。文章題はそもそも問題文を解読することが難しいため、まずは問題文を確実に読み解けるようにしましょう。ここでは、以下の例題を使って問題文の読み解き方をレクチャーします。

 

家から学校までの距離は1200メートルあります。家から学校まで徒歩で出発した兄を10分後に弟が自転車で追いかけました。兄の歩く速さは分速60メートル、弟は自転車で分速100メートルで進みます。弟は兄が家を出てから何分後に兄に追いつきますか。

 

  • 「問題文で問われていること」に線を引き、単位を書き込む

この問題では「弟は兄が家を出てから何分後に兄に追いつきますか。」に線を引きます。問われているのは時間なので、「〜分後」という答え方をしますね。

  • 問題文の状況を図に書く

文章だけで把握しようとしてもうまく行かない場合が多いので、この場合は問題文の状況を絵に書くようにしましょう。この問題だと上のような図になります。この時に重要なのが、問題文に示されている数字を書き漏らさないことです。問題文に示されている数字は基本的に問題を解く上で必須なので、全ての数字が図に書き込まれているか確認してください。

④友人などに問題の解き方を説明する

小学校段階では、「よく理解できていないけどなんとなく問題が解けた」という場合が多くあります。このような状況を防ぐためには、解けた問題について家族や友人に説明してみるのが良いでしょう。説明をすることによって解き方の手順が明確になり、本人の理解も深まります。

 

東大生厳選!中学受験のための算数参考書

算数の基礎固めには学校で配られるワークなどの宿題を完璧にこなすことが重要ですが、中学受験は学校で配布される教材では太刀打ちできません。そこで、特に応用レベルの中学受験問題を対策したい方におすすめの参考書をご紹介します。

  • 『算数ラボ 考える力のトレーニング』

特に「思考力」を身につけることに重点を置いた参考書です。級ごとに問題集が分かれているので、お子さんのレベルに合わせた問題から着実にステップアップを図ることができます。解説も詳しく掲載されているので自習にぴったりな一冊です。

  • 『Z会中学受験シリーズ 入試算数の基礎30』

中学受験の基礎から解説してくれている問題集です。特に「中学受験を考え始めたけど何から始めたらいいのかわからない」という人におすすめの参考書になっています。テーマごとの要点をまとめた上で問題を解く形式になっているので、苦手分野があるお子さんにも使いやすい問題集です。

 

まとめ:問題演習で実践力を高めよう!

いかがでしょうか。受験算数は多くの中学受験生や保護者の方を悩ませています。

算数の苦手克服の第一歩は、計算力や問題の読解力などの基礎的な事項を完璧に身につけることです。基礎を盤石にすることに加えて、問題演習を繰り返していけば、算数が得意科目になる日も遠くはないはずです。

 

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