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みなさま、こんにちは。
東大式オンライン個別指導スタディコーチ代表で東大OBの伊澤、東京大学文科三類2年のR.Kです。
伊澤 航太郎
学年で下から2位の成績から逆転で東大理Ⅱに現役合格。農学部在学中に株式会社Buildsの共同創業者となる。 東大式オンライン個別指導「スタディコーチ」を立ち上げ、多くの学生を合格へ導く。
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前回はコーチングの重要性・学習計画の必要性についてのコラムを書きました。
R.K
東京大学の文科三類に在籍中です。地方から浪人を経て入学しました。現在、農学部への進学を目指しています。勉強に関する様々な情報をお伝えしていきます!
おさらいとしては、「勉強計画をたてることでやるべき勉強の方向性とペースを誤ることはないため、勉強の効率アップにつながります。それゆえ合格率が変わってくる」というお話でした。
勉強に伸び悩んでいる人も、もっと成績を上げたい人も、課題は「勉強計画の立て方」にあるかもしれません!
そして今回は、実際に勉強計画を立てる際のステップとその際の注意事項を説明していきます!
実は、受験の合否の分かれ道は勉強計画の有無にあるといっても過言ではありません。
焦る余り基礎を疎かにしたり、参考書の網羅が目的になって得意な項目と苦手な項目を等しい比重で勉強したりしていると、効率よく勉強している受験生に負けてしまいます。
このような事態を防ぐために最も有効なのは、勉強計画を立てることです。
合格から逆算して自分が今何を習得するべきなのかを常に分かった上で、それに沿って勉強していきましょう。
この合格への最短距離を行く効率の良い勉強を実現させるためには、勉強計画を立てることが大切です。
実際に、東京大学に合格した学生たちは勉強計画を受験生当時から重視していたことがスタディコーチを提供する株式会社Buildsによる調査で明らかになっています。
以下の記事から詳細をご覧ください!
東大生で受験時に勉強計画を設計した人は約8割と他大進学者に比べ約1.8倍。効果的な受験対策は「自学自習」が最多
合格への最短ルートを歩むのに勉強計画がほぼ必須であることは説明しましたが、勉強計画を立てることには他にも様々な副次的メリットが存在します。
メリットとして具体的に実感しやすいもの達なので、ぜひこれらを試してみる気持ちで勉強計画を立ててもらえればと思います。
漠然と「成績を上げたいな」と思って勉強していても今取り組んでいる勉強が成績向上にどのように、どれくらい関わっているのかわかりませんよね。その結果、やる気が続かなかったり、成績を上げるのに無駄なことをやってしまったりしがちです。
しかし勉強計画を立てる際には、成績アップというざっくりとした目標だけを考えるわけではありません。いつまでにどのような力をつけて何に対応できるようになるかを具体的に定め、それに必要なことを逆算してやることを決めていきます。
これにより、達成すべき大小様々な目標を常に把握できている状態になるので日々の取り組み全てに明確な意味を感じられ、モチベーションを持続させやすいです。
勉強計画を立てる時には、合格から逆算してやるべきことを考えます。そうすると、「意外と時間がない」という認識になる人が多いのではないでしょうか。
計画なしだと残された時間の短さや貴重さを意識するチャンスが少ないので、つい無駄な時間を過ごしてしまうこともあるかもしれません。
しかし勉強計画を立てると目標を達成するために必要なことや時間の多さを嫌でも意識せざるを得ないので、貴重な残り時間を無自覚に無為に過ごしてしまうことがなくなるはずです。
先ほどは自分の立てた勉強計画が危機感を煽ってくれるということを述べましたが、勉強計画には安心感を与えてくれるという一面もあります。
なぜなら勉強計画は、計画に沿って勉強し続け確実に実力をつけていけば合格できるという従うべき道筋そのものだからです。
これから実際に勉強計画を立てる際のステップとその際の注意事項を説明していきます。受験生に不安はつきものですが、勉強計画を指針にすることで不安を抱えることなく、安心して勉強に取り組みましょう!
勉強計画の大原則は「現状と目標の最短の道標を作ってあげること」です。
立てた計画が、そもそも目標に向かっていないものだと立てる意味がありません。
目標ありきの勉強計画なので、Step0は「目標を立てること」となります。
勉強計画の設計は「逆算」が大切になります。
2月に入学試験がある
→1月中旬(共通テスト終了後)から2月は2次試験の過去問演習
→12月~1月中旬は共通テスト・センター試験の過去問
→10~11月で発展問題演習(余裕があれば2次試験過去問)
→9月で応用問題演習
→8月で基礎のおさらい
→4~7月で主要科目の基礎おさらい、副科目のインプット
という流れです。
逆算方式で立てることにより、長期計画の方向性が正しいものとなります。
この大きな計画をもとに、どの参考書のどの時期にやっていくのかを落とし込みます。
①で立てた長期計画をもとに、1週間にやるべき分量を決定します。
例えば、「関正生の英語長文ポラリス2応用レベル」という問題集は全部で12題の英語長文が格納されていますが、
これを3週間で終わらせるという計画を立てたとします。
そのためには、1週間で4題ずつ進めれば良いわけです。
②で落とし込んだ1週間の計画を、さらに1日単位まで落とし込みます。
上記ででてきたポラリス2の場合、4題をどの曜日にやるのかまで落とし込みましょう。
実際の長期計画表、1週間の計画、1日あたりの計画を公開します。
こちらのシートの黄色に塗られている部分が、参考書ごとにかける期間=長期計画です。
これをもとに、毎週1時間の面談で先週立てたタスクが終わっているか確認・次週の演習量の落とし込みを行います。
また、こちらが1日ごとの勉強計画です。
日にちごとに、「何ページから何ページ」という細かい単位まで落とし込むことが大切です。
勉強計画を立てる際のステップは確認できましたね。
上記のステップ通りに計画を立てることも重要ですが、より実行しやすい勉強計画を立てるための注意点もあります。
勉強計画を立てるだけで満足してしまわず、きちんと実行できるように、これから紹介するコツをおさえておきましょう!
なお、突然の予定や内容理解に時間がかかって計画通りに進まないことも考えられます。
その時のために、計画は余裕をもって組むことが大切です。
ただし予備日を設けるべきか否かは生徒ごとによって異なります。
予備日を設けていないと、計画倒れが頻発するので計画遂行のやる気も削がれ 、勉強計画が意味を成していませんでした。
これは私の一例に過ぎません。予備日がなくても計画を完遂できるタイプなのか、予備日が支えになるタイプなのかといった自分の特性を踏まえて予備日を設けるかどうかを判断しましょう!
学習の定着に復習はかなり重要です。しかし毎日教科書や問題集の新しいページに進んでいく計画を立てているとついつい復習のタイミングを逃してしまいがちです。
せっかく学んだことをしっかりと身につけるためにも、逸る気持を抑え「復習」という項目も計画に入れることをオススメします!
どれだけ計画通りに勉強を進めていても、ある程度の時間が経つと特定の科目は期待以上に成績が伸びている一方、別の科目は伸び悩んでいるといった状況になることもありますよね。
模試などの結果を参考にしながら、常に今の自分に足りていない力を把握しましょう。現状を踏まえて限られた時間の中で合格に向けてやるべきことを整理しつつ、定期的に計画を見直してみると良いです。
勉強計画を成功に導くためには、計画だけでなくその実行方法も重要です。ここでは、勉強計画を成功に導く3つの方法を紹介します。これらの方法を取り入れることで、計画通りの勉強が行えるようになるでしょう!
勉強は集中力が求められる活動であり、長時間の勉強には適度な休憩が必要です。休憩を取ることで、集中力を保ち、効率的な学習が可能になります。以下のポイントを参考に、休憩を上手く取り入れましょう。
例えば、25分勉強したら5分休憩するという方法があります。この休憩中は軽く体を動かしたり、お茶を飲んだりしてリラックスしましょう。可能であれば、勉強場所とは異なる場所で休憩を取ることをお勧めします。
勉強中の休憩の取り方については別の記事で詳しく紹介しているので、ぜひこちらも確認してみてください!
勉強リズムを固定することで、勉強を始める際の心理的なハードルを下げることができます。以下の方法を試して、自身に合ったリズムを見つけましょう。
毎日同じ時間帯に勉強を行うことで、自然と勉強のリズムが身につきます。さらに科目ごとに固定した時間帯を設定することで、より効率的な勉強が行えます。
勉強中に邪魔をする要素を排除することで、集中力を高めることが可能です。以下のポイントを参考に、邪魔する要素を排除しましょう。
SNSやYouTubeは時間を奪う大きな要因となり得ます。利用制限機能を活用しましょう。また静かな環境を確保することで、集中力を高めることができます。
これらの方法を取り入れることで、勉強計画を成功に導くことが可能になります。次のセクションでは、勉強計画の立て方について更に深く掘り下げていきます。
以上が勉強計画の立て方のフローでした。
少し濃い内容(?)で、これを生徒1人でこなしていくことは正直なところ難しいです。
勉強のペースメーカー的な存在として、勉強コーチングはますます需要が高まっていくことが予想されています。
(政府が推奨する、個別最適化学習のトレンドを鑑みても同じように予想されます)
また、このような計画立てと進捗確認は大手塾ではやることはほとんどありません。
なぜかというと、教師1人あたりの担当生徒数が多すぎて
一人に多くの時間をかけることができないからです。
そのため、良い情報(=授業)をもとに一人で勉強ができる人は大手塾でも良いかと思いますが、
一人で勉強を進めていくことが不安な生徒は勉強コーチングを活用することも選択肢にいれてみると良いかもしれません。
また、以上の勉強計画を立てる流れやポイントを実際にスタディコーチ(studycoach)でコーチを務める東大生たちが紹介するLINEイベントも随時開催中です。気になる方は、過去のイベントでの保護者・学生の方々の感想をまとめた記事があるので、見ておくと良いでしょう。LINEイベントのコラムを見る
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