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こんにちは、スタディコーチのライターのK.T(東大教養学部3年)です。
皆さんの中には倫理を入試に使う人、使わない人両方いると思います。
入試に使う人は効率の良い勉強法を知りたいですよね。入試に使わない人は「倫理なんて適当にやればいいや」と思っているかもしれませんが、それは大間違い!普段から倫理をしっかり勉強しておくことで、入試や大学入学後にも役に立ちます。そこで、今回は大学受験はもちろん、その後も役に立つ倫理の効果的な勉強法を紹介します。
倫理は、以下のようないくつかの異なる分野で構成される科目です。
このように、社会科学や人文科学、あるいは自然科学の土台となっている思想やそれを唱えた思想家について広く学んでいくのが倫理という科目です。
倫理は、世界史や日本史と比べて暗記するべき量が少ないと言われています。一般的に3ヶ月〜半年程度あれば、共通テストレベルの知識は習得できると言われています。一方で、倫理は文章を読んで内容を理解することや、資料を読み解くことが重要視されるため、単なる暗記でなく知識同士を繋げて考える思考力が重要になってきます。
倫理は受験科目の中ではマイナーなものかもしれません。しかし、倫理をしっかり学ぶことには以下のようなメリットがあります。
そのため、たとえ受験に使わなかったとしても、倫理の授業で習った内容をしっかり頭に入れておくことが重要です。
倫理では、重要とされる思想・概念と、それに関連する人物をしっかり対応づけることが大切です。また、どの思想が何を土台にして発展していったのか、という思想同士の結びつきや発展についても頭に入れておく必要があります。そのため、重要概念の暗記と、それを自分の口で説明できるようにすることを意識して勉強していきましょう。
暗記を進める上で使うのは、教科書と資料集、一問一答です。
まずは教科書を通読しましょう。地域・時代ごとの思想や概念の流れに注目して読むようにしてください。思想がどうやって生まれ、それが継承されて発展していったか大まかに把握するだけでも、大局が掴みやすくなります。
教科書の通読が終わったら、資料集でその流れをビジュアル化して覚えましょう。
資料集には、重要概念の変遷を表にしてまとめてあったり、思想家に関する資料が併記されていたりします。ぜひこれらの資料を活用してください!
自分で教科書を解読してまとめ直す必要がなくなり、時間を節約できるのでかなりお得です。この際、教科書で太字になっていたりする重要な語句はマーキングしておくと良いでしょう。
こうやって大きな流れを頭に入れることができたら、一問一答を使って徹底的に知識の穴を埋めていきましょう。定期的に何度も繰り返して解き直すのが暗記事項を定着させる際のコツです。
大まかな流れや暗記などインプットをある程度行ったら、今度はアウトプットを行いましょう。具体的には、インプットした思想の変遷を何も参照せずに自分で書き出してみたり、重要な概念や人物について自分の言葉で説明してみてください。
これを行うことで、「覚えたつもり」になっている内容を洗い出すことができ、インプットした内容が定着しやすくなります。
特に先生や友達、家族など相手に対して説明できればもう完璧に近い仕上がりです!実際の共通テスト・定期テストでも、スムーズに知識を使える状態になっていることでしょう。
上記のような学習を行う上で、おすすめの参考書を紹介します。自分の到達レベルに合わせて、参考書を使い分けてみてください。
「蔭山の共通テスト倫理」初学者でもわかりやすいようにカラーのイラストとともに解説をしています。演習用の問題はあまり充実していないので、他の参考書で補いましょう。
「山川一問一答倫理」言わずと知れた有名な一問一答です。少し細かい部分も含め、重要暗記事項がまとまっています。携帯しやすいサイズになっているので、隙間時間に勉強するのに最適です。
「倫理基本問題集」分野ごとに基本的な問題が収録されています。用語の解説も充実しているので問題演習に最適です。
問題演習形式の勉強や暗記に飽きたら、倫理に関する本を読んでみるのもおすすめです。
今回の内容をまとめると以下のようになります。
倫理にはなかなか時間を割いて勉強することができないかもしれません。そのため、今回紹介したような方法で効率よく勉強していきましょう。
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また今回の記事の執筆者は、スタディコーチ(studycoach)でコーチも実際に務めています!
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