目次
この記事でわかること
東北大学が2027年4月に新設する「ゲートウェイカレッジ」の募集人員・出願資格
共通テストなしの選抜方法と、4月入学・10月入学それぞれのスケジュール
一般選抜・総合型選抜(AO)とどう違うのか、比較表で整理
入学後に専門分野をどう決めていくか(3年次から学部所属)
向いている高校生・向いていない高校生のチェックリスト
「東北大学に新しい入試ができるらしいけど、普通の学部入試と何が違うの?」——2026年7月、東北大学アドミッション機構が令和9年度(2027年度)入学者選抜要項を公表し、2027年4月開設予定の「ゲートウェイカレッジ」の詳細が固まってきました。これまでの学部・学科ごとの入試とは仕組みが大きく異なる新しい選抜のため、対象になるかどうか迷っている高校生・保護者の方も多いはずです。この記事では、東北大学アドミッション機構・ゲートウェイカレッジ公式サイトなど一次情報にもとづいて、制度の内容と「自分に向いているかどうか」の判断材料を整理します。
この記事を書いた人
C.M 東北大学工学部建築社会環境工学科2年
千葉県から仙台に来て一人暮らし中。受験に有益な情報を発信していきます!
ゲートウェイカレッジは、東北大学が2027年4月の開設を予定している新しい学びの拠点です。国際卓越研究大学に認定された東北大学の改革の一環として設置され、「国際性・開放性・多様性」を重視したカリキュラムが特徴です。
最大の特徴は、入学時点では専門分野(学部・学科)を決めないという仕組み(レイトスペシャリゼーション)です。工学部や理学部のように「最初から機械工学科に入る」のではなく、まず幅広い教養を学んだうえで、3年次以降に興味・適性に合わせて専門を選んでいきます。あわせて、入学直後の半年間は英語に集中的に取り組む英語イマージョン教育が組まれており、日本人学生と留学生がともに学ぶ国際共修環境が用意されています。
募集人員は、既存学部の定員とは別枠で、4月入学・10月入学の2つの時期に分かれています。
入学時期募集人員内訳の目安4月入学88名文系17名程度・理系71名程度10月入学90名文系17名程度・理系73名程度合計178名–
出願資格は、日本国内外の高等学校卒業者(卒業見込みを含む)、または国際バカロレアなどの国際的な大学入学資格試験の合格者で、国籍による制限はありません。4月入学については、調査書の学習成績概評が「A段階」(5段階評価で4.3以上)であることが必須条件とされています。
ゲートウェイカレッジの選抜は、一般選抜(前期・後期)とは大きく異なり、いずれの時期も大学入学共通テストを課さないのが特徴です。
4月入学(Ⅰ期)は、文系・理系別の筆記試験と面接試験による2段階選抜で、全学総合型選抜(AO入試)Ⅱ期と同日程(11月に試験、年内に合格発表)で実施されます。筆記試験では「異なる学問分野を横断的に学ぶ力」や「柔軟な発想力」が評価される見込みです。
10月入学(Ⅱ期)は、書類審査・英語筆記試験・英語面接試験による選抜です。2027年度(Ⅱ期)の日程は次のとおり確定しています。
日程内容2026年12月15日~2027年1月14日出願受付2027年2月5日第1次選考結果発表2027年2月21日~22日第2次選考(選抜試験)2027年3月24日合格者発表2027年3月24日~4月23日入学手続
【注意】4月入学(Ⅰ期)の出願受付期間は、今回のリサーチでは確定情報を確認できませんでした。全学AO入試Ⅱ期と同日程とされているため、例年のAO入試Ⅱ期に準じた時期(8~9月頃)になる可能性がありますが、断定はできません。必ず東北大学アドミッション機構の公式サイトで最新の要項を確認してください。
項目一般選抜(前期)総合型選抜(AO入試)ゲートウェイカレッジ入学時の学部決定決定する決定する決定しない(3年次以降)共通テスト必要学部・期により異なる不要選抜内容学力試験中心書類・面接・小論文等筆記・面接(4月)/書類・英語筆記・英語面接(10月)英語の比重科目の一つ学部による高い(英語イマージョン教育あり)
募集人員規模学部ごとに数十~数百名学部ごとに数名~数十名全学で178名(4月88名・10月90名)
共通テストを課さない点は総合型選抜(AO入試)と似ていますが、ゲートウェイカレッジは特定の学部に出願するのではなく「学部を決めない」枠であること、英語での学習比重が高いことが大きな違いです。
入学後は、1・2年次に専門分野を決めずに幅広い科目を学びます。3年次になると「人文社会科学」「地球・環境」など複数の系にゆるやかに分かれ、4年次になって正式にいずれかの学部に所属します。学部ごとの受け入れ規模はあらかじめ想定されており、最大規模は工学部(89名程度)とされています。
【注意】3年次以降、希望する学部に必ず進めるかどうかは、今回のリサーチで確定情報を確認できていません。学部ごとに事前の想定規模がある以上、選考や調整が発生する可能性があります。この点は東北大学アドミッション機構の公式要項で必ず確認してください。
スタッフ実体験
東北大でも、入学してからやりたいことが変わり転学部した生徒がいると聞いたことがあります。私もどの学部に入るかかなり悩んだ経験があり、他の道でも良かったのかな?と今でもふと思うことがあります。様々な分野の講義を受けてから自分のやりたいことを決められるというのはとても魅力的だと思います!
公式サイトでは「国際的なことに興味のある高校生」「研究への意欲がある学生」に向けた制度と紹介されています。以下の項目に多く当てはまる人ほど、通常の学部入試よりゲートウェイカレッジが選択肢になりやすいと考えられます。
□ 将来やりたい学問がまだ決まっていない、または複数分野に興味がある
□ 英語での授業・生活に抵抗がない、またはむしろ挑戦したい
□ 高3の1学期までの評定平均(学習成績概評)でA段階(4.3以上)を維持できる見込みがある
□ 共通テスト対策よりも、筆記試験や面接・小論文的な対策に強みがある
□ 海外からの学生と協働しながら学ぶことに興味がある
□ 3年次まで専門を決めない「猶予期間」があることに前向きになれる
【注意】このチェックリストはスタディコーチ仙台校が公式情報をもとに独自に整理した目安です。合否や適性を保証するものではありません。
Q1. ゲートウェイカレッジは既存の学部と何が違うのですか?
A. 最大の違いは、入学時点で学部・学科を決めない点です。1・2年次は幅広い教養を学び、3年次以降に専門分野を選びます。既存の学部は入学時点で専攻が決まっています。
Q2. 国際バカロレア(IB)を持っていないと出願できませんか?
A. いいえ。国内の高校卒業(見込み)者も、調査書の学習成績概評がA段階(4.3以上)であれば4月入学に出願できます。IBなど国際的な大学入学資格試験の合格者も出願対象です。
Q3. 3年次に希望する学部に必ず進めますか?
A. 学部ごとに事前の想定規模(例:工学部89名程度)があるとされていますが、選考の有無や決定方法の詳細は今回のリサーチでは確認できませんでした。わかりません。公式要項でご確認ください。
Q4. 入学時点で高い英語力が必須ですか?
A. 入学直後の半年間に集中的な英語イマージョン教育が用意されているため、入学時点で完璧な英語力が必須とまでは言い切れません。ただし選抜自体(特に10月入学)で英語筆記・英語面接が課されるため、一定の英語力は必要です。
Q5. 一般選抜(前期・後期)と併願できますか?
A. わかりません。今回のリサーチでは併願可否の確定情報を確認できませんでした。出願を検討する場合は、東北大学アドミッション機構に直接確認することをおすすめします。
Q6. 東北大学の総合型選抜(AO入試)について知りたい場合は?
A. 東北大学の総合型選抜(AO入試)全体の仕組みについては、当校の別記事「東北大AO入試 完全ガイド」で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
「学部を決めずに東北大へ」その選択、一人で悩まなくて大丈夫です
スタディコーチ仙台校では、現役東北大生スタッフが毎日校舎でサポートしています。ゲートウェイカレッジのような新しい入試制度についても、一緒に情報を整理しながら進路を考えられます。
【免責】本記事の入試情報は2026年7月時点で確認できた内容にもとづいています。募集人員・日程・選抜方法は変更される可能性があるため、出願にあたっては必ず東北大学アドミッション機構が公表する最新の「学生募集要項」をご確認ください。
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