スタディコーチ岐阜校スタッフです。
ここ数日、本当に暑いですね。日中の気温が25度を超えると、体感としては「夏日」とも言われ、春とは思えない暑さです。春の熱中症は意外と見落とされがちですが、実は非常に注意が必要です。
今日はNSCA-CPT資格を持つ私が春の暑さ対策について書いてみたいと思います！
🌸 春の熱中症が増える理由とは？
❶ 身体が暑さに慣れていない
冬を越えたばかりのこの時期、まだ汗をかく体の機能（発汗機能や血管の拡張）が整っていません。そのため体温調節がうまくいかず、体に熱がこもりやすくなります。
❷ 気温の急上昇に身体が対応しきれない
春は「寒暖差」が大きい時期です。前日との気温差が5度以上ある日もあり、体が急な変化に疲れてしまいます。特にここ数日のように25度以上の日が続くと、体温調節機能が追いつかず熱中症になりやすくなります。
❸ 湿度が高くなる日もある
春は梅雨の前触れのように、時折湿度が高い日があります。湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体内の熱がこもりやすくなります。
❹ 屋内での油断
「まだ春だから大丈夫」と思ってエアコンを使わなかったり、水分をあまり摂らなかったりするのも、春の熱中症の原因になります。特に高齢の方やお子さんは、室内でも要注意です。
❺ 春特有の体調不良
冬の疲れが出やすい時期で、睡眠不足や自律神経の乱れも重なることで、熱中症にかかりやすくなります。
☀️ 春の熱中症対策・予防法
✅ こまめな水分補給を意識
喉が渇いていなくても、定期的に水やお茶を摂ることが大切です。軽い塩分も一緒に摂れると◎（麦茶＋塩昆布などもおすすめ）。
✅ 汗をかける身体づくり
軽いウォーキングやストレッチで汗をかく練習をしておくと、徐々に暑さに強い身体になっていきます。
✅ 衣類で体温調節を
薄手で通気性の良い服、吸湿速乾素材の服を選びましょう。重ね着で調節できるようにすると便利です。
✅ 室内でも油断しない
室温が25度を超えてきたら、エアコンや扇風機を適切に使いましょう。湿度にも注意です（50～60%が目安）。
✅ 十分な睡眠と栄養
春は「春バテ」とも言われ、睡眠不足や食生活の乱れで体調が崩れやすくなります。疲れを溜めないよう、しっかり休養をとってください。
🔎 熱中症の初期症状にも注意
春でも以下の症状が出たら、早めの対処をしてください。
めまい・立ちくらみ
頭痛・吐き気
筋肉のけいれん（こむら返りなど）
倦怠感・ボ「ーっとする
このようなときは、涼しい場所へ移動し、水分・塩分を補給してください。症状が改善しない場合は医療機関を受診しましょう。
岐阜市のような内陸部では、日差しの強さや気温差の大きさに要注意です。今年は特に暑さが前倒しでやってきている印象ですので、「春だから大丈夫」という油断をせず、春の今から暑さ対策を意識していきましょう。
さて、ここまで読んで「あれ？」と思った方いらっしゃいませんか？そうなんです！お茶は利尿作用があるので、かえって脱水気味になるんではないかという心配ですね。飲むなら水かスポーツドリンクの方がよさそうです。もちろんスポーツドリンクは糖分が多いので、飲む量に気を遣いますね。
🍵 お茶の利尿作用と水分補給について
お茶（特に緑茶・紅茶・ウーロン茶など）にはカフェインが含まれており、確かに利尿作用があります。つまり、飲んでもその分、尿として排出されやすい傾向があります。
ただし、通常の量（コップ2～3杯程度）であれば、お茶で水分補給をしても問題はないとされています。実際のところ、日常的に摂るカフェイン量であれば脱水にはなりにくいというのが最近の研究です。
とはいえ、暑さが厳しい時期や、汗を大量にかくような場面では、以下のような選び方がおすすめです👇
💡 シーン別・おすすめの飲み物
✅ 普段のこまめな水分補給には…
水
麦茶（ノンカフェイン）
ルイボスティーや黒豆茶などのノンカフェインのお茶
➡ これらは利尿作用が少なく、身体に優しく吸収されます。
✅ 運動後や大量に汗をかいたときには…
経口補水液（OS-1など）
スポーツドリンク（ポカリスエット・アクエリアスなど）
➡ **水分＋電解質（塩分・カリウムなど）**を効率よく補給できるため、軽度の脱水予防に効果的です。ただし、糖分が多いため、摂りすぎにはご注意ください。
▶ 補足：スポーツドリンクを水で半分に薄めて飲むという方法もあります。糖分・塩分の取りすぎを防ぎつつ、必要な成分を摂取できます。
🧂 ちょっとした工夫で脱水予防
たとえば…
水と一緒に塩昆布や梅干しを少しつまむ
麦茶＋塩タブレット
朝起きたらまず一杯の水 or 麦茶を飲む
これだけでも脱水リスクはぐっと下がります。
✅ 結論として…
「お茶だけで水分補給するのはやや心もとない」けれど、ノンカフェインのものを選べば◎。
暑い日や汗をかく場面では、水 or 薄めたスポーツドリンクがより安心です。
いかがでしたか？受験生に限らず、さまざまな方にも参考にしていただけると幸いです。
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