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2025年04月25日 岐阜校SC 岐阜校ブログ

受験生を揶揄した歌ではないはず

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受験生を揶揄した歌ではないはず

今から約60年前、1968年に「受験生ブルース」という歌がヒットしました。
私はリアルタイムでこの曲を知っている世代ではありませんが、受験シーズンになるとラジオから時折流れてきた記憶があります。

ただ、ちゃんと全部聴いたことがなかったので、改めて検索してみました。
ここで歌詞を紹介したいところですが、著作権の問題が生じる可能性があるため、気になる方は「受験生ブルース」で検索してみてください。

元ネタはボブ・ディランのあの名曲

実はこの「受験生ブルース」、ボブ・ディランの「North Country Blues」という曲が元になっています。
とはいえ、両者を聴き比べてみると、曲の雰囲気はまったく異なります。
どちらもYouTubeなどで視聴できるので、ぜひ聴き比べてみてください。

当時の日本社会と「受験生ブルース」

1968年は世界的に社会が揺れていた時代です。
ベトナム戦争の真っただ中、日本でも学生運動が盛んに行われていました。
若者たちは、社会や教育制度に対する不満を抱き、声を上げていたのです。

そんな時代背景の中で、メッセージ性の強い「受験生ブルース」が若者の共感を呼び、人気を集めました。

実際に聴いてみると、どこか牧歌的で、ユーモラスにすら感じられる部分もあります。
受験生やその状況を揶揄しているようにも思えますが、多くの人に支持されたのは「的を射ていた」からではないでしょうか。

当時の受験生たちはきっと、「自分たちのことをわかってくれている人がいる」と感じ、少しだけ心が軽くなったのかもしれません。

今ならどう受け止められるか?

今の時代にこのような歌がリリースされたら、SNSなどで賛否両論を呼ぶことでしょう。
場合によっては、批判の的になるかもしれません。

ですが、1968年当時の日本人の価値観を思い出すと、
多くのことを笑って受け流す“余裕”のようなものがあったのではないでしょうか。

なにしろ、戦争が終わってまだ23年。
30歳の人なら7歳で空襲を経験していた時代です。
そうした経験を経た人たちにとって、受験の苦労は“生きる苦しみ”の中のひとつに過ぎなかったのかもしれません。

「わかってくれる人」がいるということ

少し話が逸れましたが、自分のことを本当に理解してくれる存在って、貴重ですよね。

受験生の皆さんは、親に「勉強しなさい」と言われるたびに、
「どうせ自分の気持ちなんかわかってないくせに」と思ってしまうことがあるかもしれません。

でも、実は一番皆さんのことを心配し、理解してくれているのは、まさにその親御さんだったりします。

言葉や態度ではうまく伝わらないこともあるかもしれません。
それでも、親の想いは昔も今も変わりません。
どうかその想いをプレッシャーではなく、力に変えて、受験勉強を乗り切っていってほしいと思います。

スタディコーチ岐阜校は、皆さんの味方です

私たちスタディコーチ岐阜校は、
そんな受験生の皆さんと、見守る親御さんの想いに寄り添いながら、
一人ひとりの勉強を全力でサポートします。

ともに、志望校合格を目指しましょう!

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