目次
政治経済を受験科目に選んでいる人も一定数いるのではないでしょうか。政治経済は実生活と密接につながっているのでイメージしやすい科目ではありますが、暗記量が多く苦手になる人も少なくありません。
そこで、この記事では定期テストから入試まで使える政治経済の勉強法を徹底解説していきます!
この記事を監修した人
R.K
東京大学の文科三類に在籍中です。
地方から浪人を経て入学しました。
現在は理系学部への進学を目指しています。
勉強に関する様々な情報をお届けしていきます!
まず、政治経済の科目の特徴について説明します。
政治経済の特徴は主に3つあります。
1つ目は、暗記が重要になる科目であるということです。大量の情報をインプットする必要がある科目なので、世界史や日本史と同様に多くの暗記をこなす必要があります。
2つ目は、計算問題や時事問題がよく出題されるということです。特に経済分野ではこのような問題が頻出です。
3つ目は二次試験よりも共通テストで受験科目として使われることが多いということです。ごく一部の国公立大学などでは政治経済を二次試験で使用することができますが、それよりも共通テストでのみ受験科目としての使用を認めている大学の方が圧倒的に多いです。
それでは、政治経済を受験科目として選択することのメリットとデメリットを確認していきましょう。
政治経済を選択するメリットは2つあります。
1つ目は、政治経済は短時間で攻略できる科目だということです。受験生になってから独学で勉強を始めても、共通テストまでに全ての範囲を身につけることは不可能ではありません。
2つ目は、学んだ内容が実際に日常生活で役に立つことです。政治経済は普段目にするニュースなどとの接続が良いので、学んだ内容を普段の生活に生かすことができます。
デメリットは、先ほど見たように二次試験の受験科目として使える大学が少ないことです。そのため、政治経済の勉強だけに注力するのではなく、政治経済以外の科目もしっかりと学習するようにしましょう。
政治経済以外の社会科目の勉強法については以下の記事で紹介しています。
受験で使う科目はこちらも確認しておきましょう!
この記事では、政治経済の勉強法を「政治」と「経済」の分野ごとにわけて、4ステップで解説します。原則としては、勉強するときには片方ずつ基礎を完成させて、その後過去問演習に移るのがおすすめです。
おすすめは先に経済分野を行うことです。政治分野はかなり暗記が多く、挫折してしまう可能性もあるので、先に経済から始めて、その後に政治をやれば全て終わる、という状況にした方がモチベーションを維持しやすいでしょう。
基礎を学習する際には、まず共通テスト向けの参考書を1周して、その後にしっかりと参考書を読んで細かい理解を行っていく形がおすすめです。
経済は政治とは違い、暗記は少なく理解が大事になる分野です。なので、共通テスト向けの参考書を読んで、「なぜ」という疑問がなくなるまで徹底的に理解するということが大事になります。人に内容を説明できる、というレベルになるまで参考書や教科書を読み込みましょう。
経済分野は共通テスト向け参考書では理解しきれない部分がある可能性もあるので、そのような場合は教科書や用語集できっちり確認できると良いです。
政治は覚えなければならない用語が多く、暗記が中心の分野となります。なので、ここは何周か共通テスト向けの参考書を読んだ上で、用語の暗記を行っていきましょう。暗記をするのが難しければ一問一答なども活用しましょう。
ここで注意点としては、暗記をする際にただ用語と意味を覚えるだけではなく、なぜその体制や制度ができたのか、などの部分まで理解しなければならないということです。
特に一問一答を使っていると、単語を暗記しただけで満足してしまいがちなので、しっかりと理解までするようにしましょう。
このステップで基礎を理解したら演習に移りましょう。演習ではセンター試験の過去問を使うのがおすすめです。少し共通テストの傾向が違う点もありますが、問題の質が高く内容理解を上手に問う良問揃いなので活用しましょう。
もちろん、傾向を合わせた練習も必要なのでその際は共通テスト過去問、予想問題なども活用することがおすすめです。
時事問題に関しては日頃からニュースなどを見るなど、時事に触れておくと良いです。テレビや新聞、ネットなどの媒体に関してはどれを活用してもいいと思います。
重要なのはわからないことが出てきたらすぐに調べることです。これを繰り返すだけでも学習の役に立ちますし時事問題を完璧に克服できます。
また、参考書などにも去年以前のことは記載されていることが多いので参考書やニュースを活用して時事問題に取り組みましょう。
ここまでで、政治経済をどのように学習していけば良いのかは分かりましたね。次はいよいよ実行に移すためのおすすめ参考書の紹介に入ります。
具体的な参考書の紹介だけでなく、どのように学習ツールを選べば良いのかも説明しているので、そちらも参考にしてください。
こちらの教科書は毎年内容が改定されるので、時事問題にも対応しやすくなっています。独学する場合や学校で使っている教科書の内容が古い場合はこちらを使うと良いでしょう。
特に政治経済を受験で使う人におすすめの参考書です。私大入試の過去問を中心に、全体を39テーマに整理して出題しています。また、それぞれ「基本」「展開」という難易度別に整理されているので、自分のレベルにあった演習をすることができます。
『政治・経済』教科書の用語のうち、重要語句を精選した一問一答形式の問題集です。持ち運びやすいサイズで赤シートも付属しているので勉強しやすくなっています。
就活用の本ですが、その年におこった時事問題を豊富に、そしてわかりやすくまとめているので時事問題対策に使えます。
NHKが就活生用に公開しているサイトです。時事問題をまとめているページがあり、スマホなどからアクセスして隙間時間に時事問題対策をすることができます。
どちらも、直近のニュースについてInstagramを中心に発信しているウェブメディアです。若者目線でニュースを図解してわかりやすく解説しています。
上記以外にも、政治経済の参考書はたくさんあります。もし他にも参考書を使ってみたい場合は、以下の基準に基づいて選ぶと良いでしょう。
政治経済は時事問題がよく出題されるので、最新のニュースにキャッチアップしていくことが重要です。そのため、参考書は可能な限り最新版の物を使いましょう。
共通テストでは資料を読み取って答える形式の問題がよく出題されます。そのため、特に講義系の参考書では図やグラフがたくさん掲載されているものを選ぶと良いでしょう。
これは言わずもがなですが、用語の暗記が重要な科目なので覚えるべき単語が明示されているものを選ぶと勉強しやすいでしょう。
いかがでしたか?今回の記事の内容をまとめると以下の3点になります。
この記事の内容や紹介した書籍・サイトを使って、効率よく政治経済の勉強を進めていきましょう!
またスタディコーチ(studycoach)の公式LINEアカウントでは、受験や勉強にお得な情報を発信中です! 各種イベント・お得なキャンペーンのお知らせを受け取ることもできるので、ぜひ友達登録よろしくお願いします!
今回の記事の執筆者は、スタディコーチ(studycoach)でコーチも実際に務めています!
スタディコーチ(studycoach)は現役東大生・早慶生のみが質の高い授業を行っており、高い指導実績と満足度を誇るオンライン個別指導塾です!
など、充実したサービスについてもっと知りたい方は、TOPページをご覧ください!TOPページを覗く