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難関校の入学試験、特に英語の試験についてですが、
「高校3年までに教科書に出てきた英単語をしっかり覚えていれば大丈夫」
…そう思っていませんか?
確かに、基本的な語彙力は教科書レベルで身につきますが、難関大学では教科書に出てこない英単語が頻出します。さらに、その単語の意味がわからなければ、正解にたどり着けないこともあります。
とはいえ、教科書の単語をおろそかにして分厚い単語帳に取り組むのはおすすめできません。まずは教科書に載っている英単語を確実に記憶し、英作文にも使えるレベルまで力をつけるべきです。
その上で取り組みたいのが、入試頻出英単語の習得です。
私が受験生だった頃、「試験に出る英単語」という単語帳がありました。当時から“伝説的名著”と呼ばれていましたね。著者の森一郎先生はすでに鬼籍に入られていますが、今もご子息によって受け継がれています。
ちなみに私は、高校生のときにこの「しけ単」を購入しませんでした。理由は、スラッシュリーディングを取り入れてペーパーバックを読み込んでいたためです。
英文を読む中で、意味がわからない単語に頻繁に出会いました。そこで辞書を使うようになったのですが、ひとつの英単語に複数の意味があり、どれがしっくりくるのか迷うことが多々ありました。
この経験から、私は次のことに気づきました:
issue
とproblem
はどちらも「問題」と訳されるが、ニュアンスは異なる「試験に出る英単語」には、入試で最も出題される意味が載っています。これをマスターすれば、受験英語には非常に有効です。ただし、単語の意味は一つではなく、文脈によって解釈が変わるという視点も、身につけておいて損はありません。
英単語帳を暗記するより、英文を読みながら文脈で覚える方が格段に楽しいと私は感じました。
実際、私はその作業に夢中になり、気づけば3時間没頭していたこともあります(笑)
その結果、他教科の勉強に影響が出て成績に偏りが出たのはご愛敬ですが、それだけ英語学習が楽しかったのです。
もちろん、この方法がすべての人に合うとは限りませんし、「そんな非効率なやり方ではだめだ」と言われることもあるかもしれません。
ですが、効率だけを追い求めて結果が出ないこともあるのです。
英語を学ぶ意義は、単語を暗記することではありません。
英文を読んで理解すること、それが本質です。
この本質を無視して、単語帳の暗記に没頭するのは、それこそ非効率だと言えるのではないでしょうか。
単語の暗記に苦しんでいる方は、ぜひ「読む」ことから英語に触れてみてください。
意外な発見とともに、語彙力は自然と増えていくはずです。
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