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こんにちは。東京大学2年の小川です。
今回は、私が英文を読むときに実際に行っていた手法を紹介したいと思います。
今回紹介する方法は、慣れないうちはこちらの方が読みにくいと感じるかもしれませんが、
慣れれば格段に早くなるので気長に挑戦して欲しいです。
なお、英語全体の勉強法を押さえたい人は、まずこちらの記事をチェックしましょう。
英語学習において最もよく聞く悩みの一つに
「英文を読むスピードが遅くて時間内に解き終わらない」
というものがあります。
私の友人や私自身も、受験生の時同じ悩みを抱えていました。
私は特に東大英語が解き終わらないことに悩んでいました。
東大の英語は文章そのものが難しいことに加えて問いも難しいので、文章の内容をしっかり理解しなければなりません。
そのために読むのに時間をかける必要があるのですが、
問いもじっくり考えなければならないのでこちらにも時間がかかります。
現役時代は大問1つ手付かずなんてことはザラにありました。
それでも1年後には5分ほどの余裕を持って解き終われるようになったのは、ひとえに英文読むスピードが上がったからです。
実際にやった方法は「パラグラフリーディング」です。
パラグラフとは段落のことで、
パラグラフリーディングとは各段落の要旨を整理しながら読んでいく方法です。
皆さんも長い英語の文章をだらだら読んでいると、
結局この話は何がメインで何を言いたかったのかわからなくなってくることってありませんか?
具体例がいくつも出てきたり、話が次々に展開していったりするとよくありますよね。
主張から始まるものだとその辺りはブレにくいんですが、
話題の導入から始まるものだと、話に入り込みやすいもののどこから主張が出てくるのか掴むのが難しいです。
そんな時役に立つのがパラグラフリーディングです。
各段落の要旨をまとめることで、後で見返して全体の流れが把握しやすくなります。
各段落の要旨をまとめる、と言いましたが、自分の言葉でまとめるとなるとかなり難しいです。
そこで、パラグラフセンテンスを探します。
パラグラフセンテンスとは最もそのパラグラフの内容や主張をまとめている文のことです。
多くの場合各パラグラフの冒頭か末尾にあります。
そこにだけ印をつけて、そこだけはしっかり理解しておくと、全体の流れが把握できます。
すべて読み終わってから確認にも使えますし、
文章全体を読む前にざっと段落の最初と最後だけ読んで、先に全体の流れを把握するのも有効的でしょう。
パラグラフリーディングと言われると一見難しそうに感じるかもしれませんが、
実際はおそらく多くの人が既に小中高の国語の授業で似たようなことをやったことがあると思います。
各段落の要旨をつかんで、意味段落に分ける。やっていることは実質的に同じだと言っていいでしょう。
英語が母国語の国では英語が国語ですし、そりゃ当然かもしれませんが。
ですので難しく考えず、騙されたと思って一度挑戦してみてください。
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英語の基本的な勉強法がわかったところで、ほとんどの人が避けて通れない共通テスト英語の対策へ移りましょう。
特に東大受験を目指している方は二次試験対策に記事「【東大式】東大英語の分析&現役生が教える最新対策2022!」もチェックしておくと良いと思います。二次試験まで見据えて勉強が進められるなら、それに越したことはないでしょう!
英語の参考書が決まっていない人は、上記の記事を読んだ上でこちらのオススメ参考書まとめ記事をご覧ください。
また「英文を読む速度が上がらず、困っている……」という方には、以下の記事がオススメです。