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2023年03月14日 studycoach-school 東大生の勉強ブログ

【9割奪取】共通テスト対策のための現代社会勉強法

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【9割奪取】共通テスト対策のための現代社会勉強法

こんにちは、スタディコートライターのK.T(東大教養学部3年)です。

「共通テストを受けることは決めたけど、現代社会を選択する人が周りにいなくてどう勉強したらいいかわからない」「英数にリソースをさきたいから、現代社会は短期間で効率よく勉強を進めたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。

共通テスト社会は合格者の多くが得点源としている科目です。そこで本記事では、共通テスト現代社会の出題傾向や配点・共通テスト現代社会の対策方法・スケジュールをご紹介します。

 

共通テスト現代社会の基本情報

共通テスト対策を進めるうえで、傾向や配点、平均点など基礎的な事項を把握していくのは必要不可欠です。そこで「問題形式」「出題傾向」「平均点・難易度」をまずご紹介します。

① 問題形式・出題傾向

共通テスト現代社会は全部で5つの大問から成り立っている100点満点の試験です。各大問の問題数と点数配分は以下のようになっています。

第1問:8問・26点

第2問:5問・16点

第3問:8問・27点

第4問:6問・19点

第5問:3問・12点

 

また、共通テストでもセンター試験と同じく「民主主義」「持続可能な開発」「市場経済」「現代社会と青年」「高齢化・地域問題」といったテーマが扱われています。どこかの分野に出題が偏っているのではなく、全分野からまんべんなく出題されるようになっています。一方で、問題の文章量が増加したため、センター試験よりも読解や思考が必要な、解答に手間のかかる問題が散見されるようになっています。

② 平均点・難易度

共通テスト現代社会の平均点は、56~58点前後で安定しています。これはセンター試験の頃とさほど変わりません。共通テストだからといってセンター試験対策とやり方を大きく変える必要はなく、基本に忠実な学習を大切にしていくことで十分対応できると考えて良いでしょう。

③ 科目選択上の注意点

大学によっては現代社会を受験科目として認めていないこともあります。現代社会はあまりメジャーな科目ではいので、受験できる学校が限られてしまう可能性があること注意しましょう。

もし社会の科目選択に迷っているのであれば、まずは以下の記事を参照してみてください!

共通テスト社会の科目選択はどうする?【東大首席直伝】

 

本番で9割以上取るための対策方法!

現代社会は政治・経済・国際社会、倫理と、幅広い分野を扱う科目です。特定の分野に偏ることなく、満遍なく学習をすることを心がけましょう。また、共通テストでは考察や図表を用いた問題が増えていることも鑑みて、ある事象や制度ができた理由や社会的背景を確認する癖をつけて、知識同士をつなげる勉強も大切です。

それでは、共通テスト本番で9割以上の得点を取るための具体的な勉強法とスケジュールをご紹介します。

 

① 〜高三夏休み:基礎を盤石に

現代社会の受験勉強は高三になってからでも問題はありません。ただし高一から高二の間は学校の定期テストの勉強はしっかりやっていきましょう。高一、高二である程度の流れや知識を頭に入れておけば、高三になってからの受験勉強ではそれを思い出す程度で済み、勉強時間を節約できたり問題演習に注力できたりします。教科書や問題集を使って最初から要点を勉強しなおしましょう。

この時に重要なのが以下の2点です。

  • 関連事項や背景まで含めて理解する

共通テストは長い文章を読み解く問題や、思考力を問う問題が多く出題されます。そのため、制度や事象の単語だけではなく、それが成立した背景や、それに関連した事項まで覚えるようにしましょう。こうすることで、知識同士が結びつき、単語だけを覚える場合よりも頭に入りやすくなります。

  • 抽象度の高い概念は丁寧に理解する

現代社会では、哲学的な思想に触れることもあります。このように抽象度の高い事項はなかなか頭に入りにくいと思いますので、教科書だけでなく資料集、用語集の説明をよく読むようにしましょう。

高三の8月末には基礎的な勉強を終えて、共通テストで7割程度の点数を確保できるようにしておきましょう。

 

② 高三9月〜11月:問題演習を繰り返し

ひととおり基礎的な事項が頭に入ったら、問題演習に取り掛かりましょう。インプットしたことは演習でアウトプットすることで、より知識を定着させることができます。数多く問題を解き、さまざまな切り口から現代社会の知識精度を高めていきましょう。

どの問題を特にしても、問題演習で間違えた部分や自信がなかった部分をしっかり確認しておくことが重要です。そのため、問題集は解答解説がしっかり書かれているものを選びましょう。問題文のどこに着目したら良いのか、自分が選んだ答えの根拠は正しかったのかなど、自分が回答を導き出したプロセスや、自分の回答理由が正しかったのか検証しましょう。間違えた問題は付箋を貼るなどして明確化しておき、2〜3回解き直しておきましょう。

 

③ 高三12月〜1月:過去問演習で最終確認

直前期にはいよいよ過去問や本番予想問題に取り組みましょう。

共通テストでは、センター試験で出されていたような「知識中心の問題」と、思考や判断が必要な「新傾向の問題」とが混在しています。全体的な出題傾向はセンター試験も共通テストもそれほど変わっていないので、センター試験の過去問と、共通テストの過去問及び予想問題集はそれぞれの特性を踏まえて利用していくと効果的です。具体的には、以下のように使い分けると良いでしょう。

  • 問題演習の量をこなす・知識型の問題を中心に解く→ センター試験過去問
  • 傾向に慣れ、資料問題・読解問題を解く → 共通テスト過去問・予想問題集

 

本番を迎えたら:おすすめの解き方とミス対策

本番では「どの問題から解いていけばいいんだろう」と悩む人もいるかと思います。スタディコーチがおすすめするのは正攻法の「最初から解く」ことです。どの問題にもそれほど難易度に差がありませんし、なんと言っても途中の問題から解き始めるとマークミスの危険性があります。わからなかった問題には印をしながら、マークミスのないように解き進めていきましょう。

 

まとめ:満遍なく対策を進めることが重要

共通テスト現代社会に限らず、社会科目はしっかり暗記を進めていけば得点源にできる科目です。どこか一つの分野に偏ることなく、出題される全ての範囲を網羅して勉強を進めていきましょう。また、共通テスト対策では、暗記と問題演習の両輪が重要です。高一から高二の間にしっかり基礎を固めて、高三はアウトプットに注力できるようにしておきましょう。

 

 

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