目次
前回、英語学習の全体像というテーマについて書きましたが、
その中でとにかく英単語の勉強の重要性を唱えていたと思います。
そこで今回は、現役東大生が多く所属するスタディコーチが、英単語を勉強する初心者向けに、オススメの英単語帳を紹介していきます。定期テストで高得点を取りたい中学生の方から大学受験を控える高校生、スキルアップを目指す大学生・社会人の方にもオススメの内容になっていますので、ぜひ今日から参考にしてください!
ライター情報
R.K
東京大学文科三類に所属しています。地方から浪人を経て入学しました。現在が農学部への進学を目指しています。勉強に関するさまざまな情報をお伝えしていきます!
英単語は優れた単語帳を用意すれば覚えられるわけではありませんよね。
どのような単語帳を使うにせよ、まずは英単語の基本的な学習の仕方というものを押さえておきたいです。
スタディコーチの東大生コーチ100人を対象にした英単語の覚え方アンケートをもとにしたYouTube動画があるので、ぜひ以下をご覧ください。
こちらの動画では、東大生が実際にやっていた英単語暗記法TOP8について、具体的なやり方まで紹介しています。
簡単にまとめると以上の方法が東大生には多く用いられていました。動画内では、それぞれの方法が100人の東大生のうちどれくらいのシェアを誇るのか、さらに具体的にそれぞれどのように取り組むのかといったことまで詳しく解説しています。
人それぞれ、覚え方には合う・合わないがあると思います。東大生の多くやっていた方法を中心に試してぜひ自身の勉強に役立ててください!
一括りに英単語帳といっても特徴はさまざまです。学習状況などを踏まえ、自分はどのような単語帳を使ったら覚えやすいかを考えてみましょう!
英単語帳は大きく以下の3タイプに分けることができます。
それぞれのタイプがどのような特徴を持つのか説明していきます。
・頻出度順タイプ
こちらのタイプでは単語が入試で頻出する順に掲載されています。そのため、重要な単語から効率よく覚えていくことができるので単語帳の進捗状況に応じて成績も上がっていくことが期待できます。
モチベーション維持のためにも結果を感じながらやっていきたいという方に向いていると言えます。
・テーマ別タイプ
こちらのタイプでは単語が経済、社会、医学などテーマに分けられて掲載されています。
英語の長文問題は何かしらのテーマに沿った内容が出題されることが多いので、テーマごとに単語を暗記しておくと試験でも連鎖的に内容を把握しやすいかもしれません。
・文章タイプ
こちらのタイプでは覚えるべき単語が文章の中に出現する形で掲載されています。
単語の勉強をしているときに読解力も同時に鍛えられるので、ある程度基礎が出来上がっている方には効率よく学べるタイプと言えます。
これから東大生オススメの英単語帳を紹介していきます。スタディコーチの東大生コーチ100人を対象としたオススメ英単語帳のアンケート結果を反映させた紹介となっています。またそれぞれの単語帳が先ほど紹介した単語帳タイプのどれに当てはまるのかも記してあるので、そちらも参考にしてみてください。
こちらの英単語帳は、テーマ別タイプに当てはまります。
スタディコーチの東大生コーチ100人を対象としたオススメ英単語帳のアンケートでは圧倒的シェアを誇っていました。
東大や難関大を目指す受験生が使っているイメージが強いですが、個人的にはどんな人にとってもやって損はない単語帳だと思います。
特徴は何と言ってもボリュームです。
他の単語帳と比較すると、1つの単語から派生してその副詞形や形容詞形なども同時に紹介していたり、
類義語・対義語なども近くに書かれていたりする事がその理由かなと思っています。
あまり1冊目には適さないという人もいますが、英語に得意意識がある人は1冊目だろうとやってみるといいと思います。やってみてレベルが適しているなら続けてみてください、その効果は抜群でしょう。
欠点があるとすると、ボリュームが多く途中で挫折しやすい事・CDが別売りという事です。
しかし、この点も各章に確認テストがついている事でリスク緩和されているような気はします。
こちらの単語帳は頻出度順タイプに当てはまります。東大生コーチ100人の中でも、システマチックに暗記ができるという理由で複数票を獲得していました。
大学受験で最も使っている人が多い単語帳なのではないでしょうか。
1つの単語ごとに1つのフレーズがセットで書かれていることで、その単語の使い方と意味を同時に覚えられるというコンセプトの単語帳です。
掲載されている単語も割と優しめなものからスタートしているので、1冊目にオススメです。
システム英単語がちょっと難しいなと思った人は、システム英単語Basicという本もあるので、
そちらをやってみてからシステム英単語をやるといいと思います。
こちらの単語帳も頻出度順タイプに当てはまります。
東大生コーチからは、100単語ずつ区切ってあって使いやすい、使いやすくて周回しやすいといった声があがっていました。
一言で言うとこちらは辞書っぽい単語帳です。「単語ー意味」とセットで羅列されています。
私はイラストや確認テストがあったほうが頑張れるタイプだったのであまり合いませんでしたが、シンプルに文字だけの方が覚えやすい!というタイプの方にはオススメの1冊です。
受験英語の網羅性という点で特に優れていると思います。
たくさん単語を覚えたい方、英単語で確実に迷わなくなりたい方にはぜひオススメします!!
ここまでの3つの英単語帳が東大生コーチ100人を対象としたアンケートで比較的人気が高かったものとなります。
東大生には王道の鉄壁(テーマ別タイプ)、そして頻出度順タイプの英単語帳が人気であることがわかりますね。
しかし、やはり文章タイプの単語帳やその他のタイプの単語帳が合っているという方もいると思いますので、そうした英単語帳を以下で紹介しています!
こちらは文章タイプに当てはまる単語帳です。
英単語帳に多い問題点は、「単語の解説は多いけど文章の中でどうやって使われているのか分からなかったり、例文が載っていないものがあったりする」という事です。
しかし、この単語帳はすべての見出し語がある程度の長さの文章の中で使われているので、音読しながら単語も覚えられるというものです。レベルが3つに分かれていますが、一番上のレベルは少し難しすぎる気もするので標準編までで十分かと思います。
こちらの単語帳は紹介したいずれのタイプとも異なり、聞いて覚える単語帳です。キクタンは頻出度順タイプでもあり、試験によく出る英単語が順番に掲載されています。これを収録した音声を聞いて覚えることをコンセプトとして作られたものです。
音楽にのせて単語や日本語訳が読み上げられるので楽しくリズミカルに学習することができます。
また1週間にどのようなペースで取り組むかなどの具体的な指示もあるので英単語学習の初心者には特に取り組みやすい単語帳かもしれません。
使っていく単語帳が決まったら、今度はその単語帳をどのようにこなしていけばいいのか気になりますよね。東大生が実践してきた中で最も効率良く記憶に定着したと感じる英単語の学習ペースをお伝えします。
おすすめのペースとしては、「なるべく多く一日で覚える」です。抽象的ですが、要は一人一人英単語学習に避ける時間は異なるので、その長さに応じた取り組める最大数の単語に触れるのが良い、ということです。
一つ一つの単語にいくら丁寧に目を通しても、仮にそれきりその単語たちに触れなければすぐに忘れてしまいます。そのため、できるだけ速くたくさんの単語を目にして、なるべくたくさんの回数同じ単語に触れるのが最も記憶に定着させるのに効果的だと思います。
英単語を単語帳で勉強するときのポイントとしては、「1日に◯単語覚えよう」という意識ではなく「◯日で単語帳を◯周しよう」という意識を持つようにしましょう。
「単語帳での学習が終わった後はどうすればいいのだろう?」と悩んではいませんか。
先ほどの英単語を覚えるペースについての際にも述べた通り、仮に英単語帳を1周終えてもその単語帳の中身を習得できているとは限りません。そのため単語帳が終わっても、当分はそれまでと同じように取り組み続けるのが良いです。
しかし実際には英単語は単語帳で登場する形と異なるさまざまな形で現れるので、単語帳を何周かして網羅的な暗記が完成した後は辞書的に使用するのがおすすめです。
長文演習や英作文、リスニングなどをする上で引っかかる単語があれば、その都度単語帳に帰るようにしましょう。
他には試験直前に素早くたくさんの単語を確認しておきたい際にも使えます。
以上、英単語帳のオススメ紹介でした。
個人的な推しはやはり2番目の鉄緑会の英単語帳ですが、分量や見た目・レベル感など、自分に合ったものを選ぶことが最も大切です。
是非、自分に合う単語帳を探してみてください。そして単語帳を決めたら後はとにかく周回してしっかりと記憶に定着させましょう。
東大生の英単語暗記方法をぜひ参考に、日々の英単語学習に励んでください!
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英語の基本的な勉強法がわかったところで、ほとんどの人が避けて通れない共通テスト英語の対策へ移りましょう。
特に東大受験を目指している方は二次試験対策に記事「【東大式】東大英語の分析&現役生が教える最新対策2022!」もチェックしておくと良いと思います。二次試験まで見据えて勉強が進められるなら、それに越したことはないでしょう!
英語の参考書が決まっていない人は、上記の記事を読んだ上でこちらのオススメ参考書まとめ記事をご覧ください。
また「英文を読む速度が上がらず、困っている……」という方には、以下の記事がオススメです。
また今回の記事の執筆者は、スタディコーチ(studycoach)でコーチも実際に務めています!
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