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こんにちは。東京大学2年の小川です。
この間まで進振りについていろいろ話してきましたが、先日私は無事農学部の内定が決まりました。事前調査で定員割れしていたし、そんなに悪い点数でもなかったのでそこまで心配はしていなかったんですけどね。
それにしても、農学部って畑で野菜を作ったり、虫や植物を採集したりしているイメージが強くないですか?理学部や工学部などの他の理系学部に比べて、「研究!」っていうイメージがあまりなかったり、実際何をしているのかよく分からなかったり、ということはないでしょうか?
実は私もそうだったんです。東大に入るまで農学部という選択肢はほとんど頭にありませんでした。ではそんな私がなぜ農学部に進学することにしたのか、今回は農学部が実際に何をしているのかをもとに、私が選んだ理由をお話ししていきたいと思います。
さてまず農学部がしていること。先ほど栽培や採集のイメージが強いのでは、と述べましたが、これもあながち間違いではありません。ただ東大の農学部においては、学科がかなり多いが故に、同じ学部でも各学科によってやっていることが全然違ってくるのです。
例えばフィールド科学専修や森林生物科学専修などの学科は実際に現地に赴いて実習を行うようですが、私の進学する学科は比較的化学に重点を置いていることなどから実験が多くなったりするようです。
次によく疑問に上がるのが、理学部や工学部と農学部の違い。生命化学系の学科だと、同じような名前の学科が理学部・工学部・農学部のそれぞれにあります。ではそれぞれ何が違うのかというと、大まかに認知されているイメージは次のようになります。
理学部…対象を絞って深く原理を追究
工学部…技術に応用
農学部…広い範囲の原理を追究し、技術開発にも着手
ただ現在では学部による違いというのは曖昧になってきつつあると言われているので、必ずしもこれに当てはまるわけではないでしょう。
しかし結局私が農学部を選んだのはそこにあるかもしれません。様々な分野について幅広く学べるということ。元々好奇心旺盛で興味のある分野を一つに絞れませんでした。だから農学部を選んだんです。
ですがやっぱり外から見た情報だけだと限界があるし、事実と解離しているところもあるかもしれません。今後は実際に農学部で学んでみて得たことも伝えられたらと思います。
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