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皆さん、日本史の勉強は順調ですか?
日本史は暗記量も多く、どう進めたらいいかわからなくなることもありますよね。
スタディコーチ(studcoach)にも実際に、
「定期テスト直前なのに、暗記がニガテすぎて焦っている!」
「社会科目に選択したけれど、覚えることが多すぎて対応しきれない!」
といった助けを求める声が多数届いています。
そこで今回は現役東大生が、日本史の効率良い勉強法について説明していきます!!
受験本番で高得点を取りたい方や、すぐに定期テスト対策したい方の助けになる説明になっていますので、しっかり読んで得点アップに繋げましょう!!
この記事を監修した人
R.K
東京大学の文科三類に在籍中です。
地方から浪人を経て入学しました。
現在は理系学部への進学を目指しています。
勉強に関する様々な情報をお届けしていきます!
まず1つ目は、知識系の問題が占める割合が多いことです。そのため、その知識さえ頭に入れておけば得点が安定しやすく、努力した分だけ試験の結果に繋がりやすいと考えられます。
2つ目は、受験校の選択の幅が広くなることです。地理などを選ぶと、一部の私立大学の2次試験で使えないことがあります。
3つ目は、暗記量がとにかく多いことです。たとえば、日本史の用語集には約1万語もの用語が収録されています。そのため、試験前に一夜漬けするような勉強法では、かなり得点が不安定になります。
最後に、日本史は世界史よりも狭く深く学習します。そこで、出来事の繋がりや順番を記憶しておくことが必要になります。因果関係を整理して思考する能力が求められます。
そもそも日本史には、通史と文化史が存在します。通史は時代の流れ、文化史はその中でも特定の文化に注目した縦の流れを学習します。具体的には、時代ごとの変化や特徴を取り扱います。
どちらも共通テスト・各大学の二次試験ともに高得点を取るためにはマスターしなければいけませんが、まずは流れが大きく、細かい暗記も比較的少ない通史から取り掛かるのがオススメです。
今回は、暗記量が多いと言われる日本史の勉強法を4ステップに分けて説明します。
日本史で高得点を取るためには、各時代にはどういう「背景」があり、「誰が」「いつ」「なぜ」「どういう行動をとったか」を理解することが大切です。教科書や参考書を読んでいく中で、5W1H(What: 何, Who:誰, When:いつ, Where:どこ, Why:なぜ, How:どのように)を意識しながら勉強を進めていきましょう。
日本史の内容を全て一度に暗記しようとすると頭にが入りきらないので、まずは各時代で起きた主要な出来事や、中心人物を押さえることが重要です。先に流れの軸をを頭に入れることで、その後に細かい用語や暗記をするときに覚えやすくなります。
このときに主に使う教材は教科書と年表です。学校や塾でノートまとめをしていたらそれを使っても良いでしょう。これらの教材は余分な情報を省いて、歴史の軸を解説してくれているので大まかな流れを掴むのには最適です。
また、教科書などを読むのはハードルが高い、という人は日本史のまんがやドラマを活用しても良いでしょう。大河ドラマは時代考証もしっかりされているので、息抜きがてらに見てみるのも良いかもしれません。
ある程度流れを把握したら、一問一答形式の参考書で用語や年号を暗記していきましょう。用語や年号を正確に暗記することで、出来事の並べ替え問題や正誤問題に対応しやすくなります。
このときに、用語そのものを暗記するのではなく、「その人・ものが何をしたのか」など流れに関連づけて覚えることが重要です。用語だけを覚えていても、試験問題には対応できません。
ここの暗記量が膨大なので、自分で語呂を作るなどして工夫しましょう。
文化史は細かい暗記が多く敬遠されがちです。一方で、文化史を好んで出題する大学も存在します。例えば、仏教文化は時代ごとの特色があり、その時代の政権とも深く結びついています。
そのため、大学としても出題しやすく、受験生の対策も手薄になりがちなので点差をつけやすい部分になります。
文化史を勉強する際に、先に通史を勉強しておくことで、全く背景知識がない状態で勉強するよりも頭に入ってきやすくなります。文化史を学ぶ際には、時代背景と、その作品が作られた理由などを結びつけて覚えましょう。
文化史は後回しにしがちな部分ですが、ここを勉強しておくと、古都に旅行に行った時や博物館巡りをするのが格段に楽しくなります。勉強の息抜きがてらに歴史博物館などに足を運んでみてもいいかもしれません。
ここまでインプット方法について述べてきましたが、インプット一辺倒の勉強法では頭に入りにくいです。そのため、アウトプットを意識して進めていくことが重要です。
日本史の入試問題は、一つの出来事をさまざまな角度から切り取って問われます。そのため、日本史の出題形式に慣れておくことが必要になります。インプットだけよりもアウトプットを重ねた方が記憶が定着しやすくなりますし、自分が覚えきれていなかった、手が回っていなかった分野を対策できるようになります。
共通テストや入試問題の過去問、問題集などの練習問題に定期的に取り組んでいきましょう。
日本史の出題形式には主に以下のようなものがあります。
ここでは、上記の各問題ごとに特徴と対策を説明していきます。
論述問題は、旧帝大をはじめとした国公立大学や難関私立大学でよく出題されます。30〜100字程度のものには、語句説明問題が多めです。200字程度の論述では、物事の経緯や意義などを含めた説明を求められます。
また、ごく稀に500字程度の論述が出題されることもあります。これは、上記の問題をもっと詳しく説明する形式のものが多いです。
論述問題に対応するには、出来事を自分で説明する力を身につけないといけません。日頃から一問一答問題集の語句を自分の言葉で説明したり、論述問題集を使って自分で実際に書いてみたりしましょう。
特に、長い論述問題であれば、先にアウトラインのメモを作成することが必須です。問題演習をこなして、自分にあった解き方を模索していきましょう。
また、論述問題は客観的に評価をしてもらうことが重要となります。論述を書き終わったら、学校や塾の先生に添削を頼んでみましょう。
知識問題は、最もよくみられる出題形式です。
ここを攻略するには、用語や経緯をしっかりと暗記しておくことが必要不可欠です。また、正確に漢字を書けるようにすることも大切です。日本史ではややこしい漢字や読み方の人物が多いので注意しましょう。
特に常用漢字ではないものを使う人物もいるので、用語を暗記するときは常に目を光らせておきましょう。
また、並べ替え問題の対策には時代の枠組みを意識して覚えておく必要があります。時代ごとの縦の流れや重要な年代を確認しておきましょう。
資料問題では、歴史を暗記科目として捉えるのではなく、歴史的な資料を読み解いて考察・判断する力が問われます。二次試験でこれを問われる大学は限られていますが、共通テストではこの出題形式が増えてきています。
受験する大学や試験でこのような問題が出る際には、過去問演習をするなど形式に合わせた対策をすることが必要です。まずは一度志望校の過去問に目を通してみましょう。
基本的な日本史の勉強法を理解したところで、次は具体的に誰もが避けて通れない共通テスト対策に移りましょう。
また東大の二次試験対策はこちらの記事にまとめました。今回の記事を踏まえた上で読むと理解も進むでしょう!東大受験を目指す人、少しでも興味がある人はまずチェックしてみることが大切です!
今回は「東大式 日本史の勉強法」をお伝えしてきました。本記事の内容を簡単にまとめると以下の通りになります。
日本史は丁寧に一つ一つ勉強していけば高得点に近づける可能性がとても高い科目です。今日からできることを一つずつやって点数を上げていきましょう!
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また今回の記事の執筆者は、スタディコーチ(studycoach)でコーチも実際に務めています!
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